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2008/03/31

インスタントラーメンにひと手間

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レシピもへったくれもないんだが、世の中にはインスタントラーメンというモノがあるわけだ。おいらも子供の頃にはよく食ったもんだ。で、今でも伝説として語り継がれている劉昌麺というのがあって、明星食品なんだが、香港の料理人である劉昌さんというのが出てきて「ワタシ、いい味、作るアルね」とか言ってたんだが、これが神レベルの旨さだったわけだ。今でも乾麺タイプの最高傑作と評価する向きも多いんだが、生の四川味噌がついていて、箱買いして夜食に自炊していたもんだが、インスタントラーメンというのも、手軽に腹を満たせるという意味では強いね。最近ではわざわざタイ料理の素材扱ってる店でトムヤムクンラーメンなんか仕入れる人も多いんだが、今回はごく当たり前のヤツだ。で、具に凝るというのがポイントなんだが、用意するのはベーコン、シイタケと、季節の野菜。冷蔵庫かきまわして、キャベツ、ニンジン、ダイコン、ピーマンを引っ張り出した。ラーメンだったらベーコンじゃなくてチャーシューだろ、とか、キャベツじゃなくて白菜だろ、とか、そういうレベルの料理ではない。要するにありあわせだ。最近はこんなんばっかだな。

まずは、野菜炒めの要領で、ベーコンとシイタケを炒める。そこに隠し味でいつもの
田子の塩辛投入。小さじ半分くらいだろうか。で、千切りにした野菜投入して手早く炒める。と同時にラーメンの方も小鍋で作りはじめる。野菜の千切りは、火の加減を考慮してニンジンは細めにするとか、その程度の神経は使おう。で、おいらは黒胡椒とオイスターソースで味を調える。ラーメンが煮えたらドンブリに移し、そこに野菜炒めをドバッと乗せて完成という、まぁ、料理というほどのものでもないんだが、野菜タップリでスープにも旨味が増して、コレに半ライスでも付ければどんな大食いでも大満足の夜食になるのは間違いない。

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発売日:

ところで、ついでといっちゃ何だが、2007年の9月1日に掲載した田子の塩辛についてのエントリを、例のひみつ倉庫から引っ張り出して再録しておきます。

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ヘリコプタで降り立った安倍首相が演説していたんだが、聞いてもしょうがないんで早々においらは田子に向かった。今日は防災の日で、土肥で大きな集会があったわけだ。で、なぜかおいらもそんな場所にいたりして、そら、姫井のオバチャマが生セーラー服で生SMでもやって見せてくれるんだったら見物してもいいんだが、首相の演説じゃあね。自衛隊の兵員輸送車みたいのがカッコ良かったね。海には海自の船も浮かんでいた。土肥から田子までは、そんなに混んでなかった。

例によってカネサ鰹節商店。昔ながらの辛口、鰹の塩辛というヤツだ。ビールの大瓶みたいのに入っていて、700gで800円。グラム1円ちょっとだな。バカ安。コレ、沼津で買っても1500円する。東京ではこんなデカい瓶では売ってない。カネサのオバチャンは 「近頃の客はしょっぱすぎると苦情を寄こす」と悲しそうな顔をしていたが、ここの塩辛は純粋にカツオの内臓と塩だけで作るのだ。余計なモノが入ってないので空気に触れるとどんどん変色するし、発酵が続いているし、塩気も強い。まぁ、減塩ブームの今では過去の遺物で、売れなくて困っているわけだ。 そもそも、カツオの塩辛なんてモノは作ろうと思って作るもんじゃない。鰹節を作る時にどうしても内臓が出るわけで、それを利用して作っているだけなんだが、どうやったら美味しく食べられるかというと、三年くらいしまっておくといい。上の方から色がどす黒く変色しているので、時々掻き回してやる。色が鮮やかなピンクのうちはまだ若い。「むかしは何ヶ月も寝かしてから出荷していた」とオバチャンは言うんだが、今は変色していると返品されたりするので作るとすぐに出荷しているようだ。

カネサ鰹節商店についてはサイトがあるので見て貰うとして、通販もやってるので是非。製造元なので市価の半値といったところだ。で、おいらがこの塩辛を買うのは、何と言っても万能調味料として、なんだけどね。炒め物する時に、まず支那鍋に油入れて熱して、パスタだったらそこにスライスしたニンニクなんぞ投入して香りを移すわけだ。で、その時についでに、この塩辛を投入する。あとはピーマンだろうがベーコンだろうがトマトだろうがキノコだろうが好き勝手に炒めればいい。コッテリと濃厚な旨味が具材を包んでくれるというわけだ。おいら料理に塩を使わない人間なので、塩気が欲しい時にはこの塩辛を使う。ポイントとしては、熱した油に直接投入しないと生臭さが残るので注意。塩や胡椒みたいにあとから入れるとどうしても生臭くなる。 ところで、もちろんカネサは鰹節も一級品だ。おいらが何故、ここでカツオ節を買うのかというと、ここでは手火山式焙乾法といって昔ながらの薫製みたいな作り方をしているんだが、その行程がよその工場よりちょっとだけ多いそうで、ちょっとだけ手間が余分にかかっている、と、今は亡き田子の名店、天狗鮨のオヤジから聞いたからだ。で、カビ付けして磨いて、カビ付けして磨いて、と、とても手間のかかった製法で作られる。こうした古典的な製法で作られるカツオ節は日本の生産量のわずか5パーセントしかないそうで、その中でもカネサは特別、手間がかかっているという事だな。

コメント

劉昌麺!と聞くだけでウマさがこみ上げてきます。
小学の頃大好きなラーメンでした。
後は宗派が違うけどマルタイかな?

懐かしさの余り、思わずコメしてしまいました!

野菜を炒めたらそのフライパンに水入れて麺と一緒に湯がくとさらにコクが出ますよw

昔、「メン吉」ってあったよね。あれも相当好きだったよ。

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