広島市南区の新球場の建設資金として地元経済4団体が会員企業などに募っていた寄付金について、広島商工会議所は28日、申込額が目標の11億5000万円を大幅に上回る16億2200万円に達したことを南区のホテルで開いた議員総会で明らかにした。当初は11億円を超す目標に対して懸念の声もあったが、製造業を中心とする好景気を追い風に、地元球団への協力の機運が広がった。
寄付募集を始めた昨年10月から3月27日までに、広島商議所の会頭、副会頭、常議員、監事を出している全52社と、議員の130社のうち9割近くが既に申し込んだ。他の企業を加えた全体の企業数は公表しなかった。
【写真説明】議員総会で新球場への寄付に謝意を表す大田哲哉会頭(中央奥)
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