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 【大阪】公立病院再編・統合で10月に方針(3/31)

  大阪府は、府内公立病院の再編・統合計画に着手する。本年10月に方針を決定し公表。これを基に公立病院を設置している自治体は「公立病院改革プラン」を策定する。
 近年、公立病院などでは、医師不足に伴う医業収入の減少で経営状況が悪化。大阪府内でも泉北郡忠岡町の忠岡病院が閉鎖となるなど、厳しい状況下にある。
 総務省は昨年12月に「公立病院改革ガイドライン」を策定。2008年度までに都道府県が公立病院等の再編・ネットワーク化に関する計画などを策定することを要請。府は、この要請を踏まえ、有識者の意見を聞くために「大阪府公立病院等のあり方懇談会」を設置。3回の懇談会を経て計画を策定することとした。
 27日の第1回懇談会では、高杉豊大阪府立病院機構顧問が委員長に就任。2つの専門部会を設置して検討を深めることになった。
 検討の対象は、大阪府内で「二次医療圏」に属する22病院。合計7,747の病床がある。ほとんどの病院経営が赤字状態で、2006年度の経常損失の合計は148億3,365万円にのぼる。
 懇談会の検討は、@再編・ネットワーク化A経営効率化B経営形態の見直し−の3項目が中心。再編では、近接する病院を統合する場合にどのような方法があるかなどを検討し、事業を推進するためのスキームを策定する。再編・ネットワーク化検討委員会で大阪府内公立病院の状況に照らし合わせて、具体的な方針を示す予定。国の「公立病院改革ガイドライン」では、病床利用率が過去3年間連続して70%未満となっている病院に対し、抜本的な見直しを求めている。
 再編では拠点となる病院の新増築・改築などが伴う。ガイドラインは、費用を抑制するためにPFIなどの民活手法を薦めている。
(2008/3/31)
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