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大阪府が救命センター限定の検索システム導入へ◆全国初、情報を即座に更新 大阪府は、命が危ぶまれる重篤患者を対象とした3次救急医療を担う救命救急センターに限定して受け入れ先を探す、全国初の検索システムを導入する方針を固めた。現行の検索システムは、重症だが命の危機と言えない2次救急患者を受け入れる医療機関の情報も併せて集約しているが、情報の精度がまちまちで有効活用されていない。府は、3次救急に限ることで情報の精度を上げ、受け入れの円滑化を目指す。 府内には現在、2次救急の医療機関が約260、救命救急センターが13ある。検索システムは各医療機関の患者受け入れ状況などを表示し、救急隊員が搬送時に利用するが、現行の「救急医療情報システム」は2次救急と3次救急の情報が混在。休日や夜間にデータを更新しない医療機関もあり、最新情報を必ずしも反映していない。 府は、3次救急に絞れば情報更新の即時化の徹底が容易と判断。▽一定時間ごとにブザーで更新を促す▽病院の入力端末をキーボードからタッチパネルに変更▽救急隊員が1回の電話で複数の病院に連絡できる方式――の導入も検討する。 府内では昨年、重症患者が10回以上受け入れを拒否されたケースが71件にのぼった。うち搬送後に医療機関で亡くなったケースが少なくとも4件あった。 医師不足から2次救急を受け入れる医療機関が減少。2次救急で処置されるべき患者が3次救急に流れ、結果的に重篤患者を受け入れられないこともある。 府は、2次救急と3次救急を分けて情報管理することで、患者の状態に応じた搬送体制の確立につなげたい考え。31日午後開催の府救急医療対策審議会小委員会に諮り、今夏までの導入を目指す。 検索システムは大阪を含め44都道府県が導入済みだが、導入当時は搬送拒否問題が深刻化しておらず、すべて2次救急と3次救急の情報を一括管理している。 ■救命救急センター 主に脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など重篤な患者を24時間体制で受け入れる。現在、全国に209施設。都道府県が整備し、大学付属病院や公立病院に併設されるケースが多い。 (2008年3月31日 読売新聞)
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