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プロサッカー選手へ体験活動 農家に宿泊、農作業 ジェフU―15習志野の中学生21人 自ら社会性育む
プロサッカー選手を目指す中学生が農家に宿泊しながら農作業を手伝い、自らの社会性を育(はぐく)むとともに、旭市に親しみを持ってもらうことを狙いとしたユニークな取り組みが四泊五日の日程で二十六日まで行われている。 参加しているのはジェフユナイテッド市原・千葉U―15習志野に所属する船橋や習志野、野田、千葉市などの中学生二十一人。 プロサッカークラブの一員として高い意識を持って日々トレーニングを行っているが、同チームの荒川友康コーチの「この年代の少年たちは『サッカーを通して社会性を身につけること』がサッカーそのものよりも大切」との指導方針の下、週五日の練習ばかりでなく、各種体験活動にも取り組んでいる。 今回はボランティア活動の受け入れ先として旭市などに協力を要請。市内など八戸の農家が宿泊や作業体験の場を提供することになった。 初日の二十二日には干潟公民館で歓迎式が開催され、伊藤忠良市長が「旭市は農産物の生産量が県内一。いろんな新鮮な食材をたくさん食べて体を大きくしてください」とあいさつ。続いて中学生らが自己紹介、受け入れ農家との対面が行われた。 協力農家は切り花や水稲、ヤマトイモ、露地野菜、ハウストマトなどさまざま。中学生は二〜六人に分かれて、作業を手伝った。 同市鎌数の向後武彦さん方ではキュウリ苗を植えつけるためのマルチ張りを手伝った。萬歳の内嶋平左衛門さん方ではガーベラの摘み取り作業。作業時間は連日八時間程度予定されているが、日ごろサッカーで鍛えた体はハウス内の蒸し風呂のような暑さもなんのその。一人前に作業をこなし、農家を驚かせていた。
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【千葉日報】 |
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