ワンクリック詐欺

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ワンクリック詐欺

詐欺出会い系サイトで一番メジャーな手口がワンクリック詐欺と架空請求です。
ここではワンクリック詐欺の手口と対処法を掲載します。

■携帯電話のワンクリック詐欺の場合

最近は殆どがこの手口です。
入会や会員登録のボタンではなく、どこをクリックしても登録完了でお金を払えと言ってきます。
その時の脅し文句が個体識別情報です。


	登録が完了しました携帯会社：Docomo 機種：N900i 携帯ID：DEYK256894PLD あなたの住所エリア

こんな感じで書いてありますが、そもそも機種やIDはあなたがネットで何かを見る時に、
機種に合わせて画像サイズなどを変更する為に常に送っている情報です。
この情報からあなたの住所などの個人情報が分かる訳では有りません。
「住所エリア」は押すと表示されますので、相手が知っているように錯覚しますが、
携帯会社にリンクが貼ってあるだけです。

■パソコンのワンクリック詐欺の場合

パソコンの場合はクリックした途端、プログラムのインストールのダイアログや、
TCP/IPの通信プロコトルの画面を表示し、その後IPアドレスで脅すパターンです。


	ご購入日時： Wednesday, 27-Dec-2006 10:02:19 JST IPアドレス： 124.56.78.121 ブラウザ情報： Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC) ご利用期間：2007.1.27 ご利用料金：38000円

まずIPアドレスですが、これはまったく個人情報ではありません。
プロバイダーがインターネットにアクセスするために持っている情報ですので、
個人を断定するのは不可能です。そしてブラウザはいま使っているブラウザをただ表示しただけです。
もちろん世の中にブラウザは数えられるくらいしかないのでほとんどの人が同じ表示になるはずです。

■ワンクリック詐欺の対処法

あなたに入会の意思が無く、勝手に入会したことになっていたのなら、全く払う必要はありません。
これは錯誤による契約で、電子商取引の法律で厳しく規制されていて無効ですから安心してください。
また、彼らは文面で脅してお金を払ってくる、気の弱い人がターゲットです。
携帯番号やIPアドレスから住所や名前が分かる事は100％有りませんので、
決して家に来たりすることはありませんから安心してください。

■間違ってワンクリック詐欺サイトから退会しようと、メールや電話をしてしまった場合

メールをしてしまった場合は、
詐欺サイトからのメールを迷惑メール設定で受信できないようにするのが一番です。
特に携帯の場合はメールを受信するだけでパケット代がかかるので、
必ず迷惑メール設定で受信できなくさせましょう。
電話をしてしまった場合も、電話番号から個人情報を特定することは不可能なので安心してください。
基本的に電話番号から個人情報を知りたいと思うならば、
まずは、裁判所に対し「個人情報開示請求」をして、
許可がおりて初めて携帯会社・電話会社に対し個人情報の開示を求める事が出来ます。
詐欺師は、逮捕されたくありませんので、
わざわざ裁判所に身分を明かしてまで捕まる危険を犯す事はしません。
また、捕まる危険を犯してまでやったとしても、
裁判所は「正当な理由」とは判断しませんから許可を出しません。

★コラム★　ツークリック詐欺

クリック詐欺が進化した形で、最近増加しているのがツークリック詐欺です。1回目のクリックで利用料金など、簡単な確認画面を表示してワンクッションおき、ユーザーが「OK」や「はい」などをクリック(2回目)すると料金請求画面が表示されるというものです。ワンクリックがツークリックになった以外は今までの詐欺とまったくかわらないですが、ここに実は法律の抜け道があるんです。ワンクリック詐欺は、電子消費者契約法でユーザーが保護されるので支払う必要はないということは日常的にも知られるようになりました。ツークリック詐欺では、この法律に対抗し、法律にのっとっていると主張するために事前に確認画面を表示しているので、支払いの義務が発生すると業者は言ってきます。これは法律を逆手にとって、相手に支払えと言ってくる本当に悪質なサイトです。もちろん支払う義務は一切ありませんので無視をしてください。