ジャスダック株 大証に売却へ
「ジャスダック証券取引所」の筆頭株主となっている日本証券業協会は、取り引きの低迷が続く新興企業向けの株式市場の活性化には再編が必要だとして、大阪証券取引所に「ジャスダック」の株式を売却する方向で協議を進めてきました。その結果、ジャスダックの株式の過半数を大阪証券取引所に売却することを31日に開く特別委員会で決め、これを受けて大阪証券取引所もジャスダックの資産査定を行い、みずからが運営する新興企業向けの株式市場「ヘラクレス」との統合を進める方針です。ただ、ジャスダック証券取引所自体は、日本証券業協会の意向とは別に、これまで大阪証券取引所の傘下に入ることに難色を示しており、取引システムの一本化にも合意していません。このため、東西の新興企業向け株式市場の統合に向けた交渉は、筆頭株主である日本証券業協会による今回の株式売却の決定によって、新たな段階を迎えることになります。 |
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