レビュー機能を使ってみたくなったから、これで。やってみる。
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まだまだ「オタク」について知らないことの方が多いなぁ、と思った一冊。
まず「オタク第1世代」とかってのも知らなかったし。
おれ自身が興味あるもの無いもののの差が激しいもんだから、昔のオタクのこととか、秋葉原の歴史とかっていうのにも興味が無くて、なぁなぁと今あるオタク社会、というかコミケやアニメやマンガ、ボーイズラブや同人誌、やおいに流されているワケなんだが、コミケとか色々ね、あるんだね。ここまで成長してきた背景っていうのが。
つーかこの人たち引き出しが多くてびっくりする
対話形式なので、読みやすかったと思う。
腐女子についてもこのお二方語っているわけなんだが。
「腐女子」を語る、というよりも「女性」を語っている感じ。
オタクはオタクでも、中身は女性。女性を男性が語るのは難しいよね、っていうよんな雰囲気。
ま、内容を書くとアレなんで書かないですけど、色んなフジョシがいますよね、という話ね。
岡田斗司夫さんって、元ガイナックスの社長だったんね。
最近すごいダイエットして「いつまでもデブと思うなよ」って本だっけ?それで最近テレビに出てるよね。
痩せたらカッコよくなったねぇ。髪の毛も茶髪になって。
レコーディングダイエットっていうのを実践したらしいぞ。
ちなみに「オタク論」のなかでは「オタクとダイエット」という章もある。
・腐女子は間違った腐女子論を放っておけば、腐女子に対する理解が間違ったまま世間に流通してしまうといって反論をする。でも反論すると目立つし、騒いでいると思われる。
・コミケは日本最大の闇市場であり、日本の出版業界、中小印刷業界を支えている。
・ビッグサイトの使用料は1億5千万円。ソ連から空いている空母を会場に使わないか、という申し出があったらしい。
・コミケのようなものがあるから今のような多用なマンガがある。
・オタクとは、「社会と付き合っていくと言う事を欲しないまでに何かにはまっている人たち」、「趣味だけで社会や他社とコンタクトしようとしている人たち」。昔の定義のように「いいとしこいてアニメやマンガを見ている人たち」としたら、日本人の殆どがオタク、ということになる。
・正しい「腐女子論」というものは存在しない。誰かが腐女子論を唱えれば「それは違う」と反論がくる。
・2005年に浜銀総研888億円、野村総研2900億円と萌え市場の推計。これはゲーム、アニメのDVDとビデオ、コミックスという大手が扱っているものしか入っていない。コスプレ衣装やコンセプト喫茶、カードやフィギュアなどの中核部分は無し。基礎統や業界団体もなく、かなりの部分が経済統計にも載っていない。需用も供給もオタクの中で無限に回る、循環型の経済なので、本当の数字を把握するのは難しい。
さらにオタクについて知識を深めたいところ。
最後に森永卓郎との対談もある。森永卓郎もオタク市場について書いた本があるからこっちも読んでみよう。
森永卓郎は経済アナリスト。
オタク論 唐沢俊一・岡田斗司夫/著 創出社