公設民営化で4月から氷見市民病院を管理運営する金沢医科大は29日、新しい医療体制を発表した。6病棟のうち現在休止中の1病棟以外に、新たに1病棟を休止して4病棟に集約。ベッド数は目指していた250床を確保できず、200床でスタートする。
病院側の説明では、診療科目25、検査などを行う中央診療科目11。内科を細分化するほか、高齢医学科、リハビリテーション部などを新設する。
これまでに確保できたスタッフは常勤医師36人、非常勤医師約50人。看護師は161人(他にパート15人)。再雇用募集で「排除」したとの指摘があった市職労役員7人については3人採用、3人不採用、1人辞退となった。
病院側は「看護師の負担軽減や行き届いた安全・サービスをするため200床とした。随時採用し、ベッド数を増やしていく」としている。収支も3年以内をめどに改善させたい考え。
毎日新聞 2008年3月30日 地方版