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【富山】常勤医36人 200病床維持 氷見市民病院 新診療体制を説明2008年3月30日 四月から氷見市民病院の指定管理者となる金沢医科大(石川県内灘町)の高島茂樹院長と竹越襄副理事長は二十九日、新たな診療体制について、常勤医三十六人で二十五診療科を始め、病床数は現在の二百床を継続することを明らかにした。 氷見市幸町の同病院講堂で会見をした。常勤医の内訳は内科十一人(現在十三人)、小児科二人(同二人)、外科九人(同五人)、整形外科四人(同四人)、脳神経外科二人(同一人)、泌尿器科一人(同ゼロ)。眼科や耳鼻咽喉(いんこう)科、放射線科、歯科口腔(こうくう)外科、麻酔科は現行通り各一人で、研修医二人が加わる。そのほか形成外科、心身医学科など残りの診療科は非常勤医が担当する。 産婦人科は常勤医が確保できず出産できない状態が続く。小児科は土曜診療を始める一方、二十四時間の救急体制は取れないとした。 採用した看護師はパートを含め百七十六人。大学側の掲げる稼働病床数は二百五十床だが、現状の約二百床を維持する。入院患者を四病棟に集約して効率化を図り、七対一看護を将来目標に、当面は十対一看護を続ける。 高島院長は病床数について「できるだけのことを継続し、動向を見ながら変えていきたい」と表明。竹越副理事長は、赤字が続いた市民病院について「私学の経営ノウハウで三年をめどに収支改善を行う」と述べた。 (美細津仁志)
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