2007年11月04日

6年間引きこもりだった人間の末路

この動画を見て激しくへこんだ。

6年間引きこもりだった人間の末路



父親が引きこもりの娘の頭からバケツで水をぶっかけるシーンから始まる。そして平手打ち。怒声。取っ組みあい。

修羅場というか、俺も一年前まったく同じ経験をしたんで、昨日のことのようにありありとその時のコトを想いだした。そして動画を見終わったあと、吐き気とめまいがした。


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俺の場合は男だったから手加減は一切なかった。馬乗りにされて顔面をボコボコ。殴られて殴られて殴られ続け、口の中は血まみれ。左頬や目の上なんかは腫れてアザだらけになった。一ヶ月くらいは傷跡はまったく治らなかった。

ただ父親にたいして恨みや憎悪はない。というか、これくらいで済んだんだという気持ちの方が強い。物事にはすべて作用と反作用があって、やったことが大きければ大きいほど自分に帰ってくる反動も大きくなっていく。

つまり俺はもっと最悪な事態を想像していたわけだ。実家の部屋の中に完全に閉じこもれば閉じこもるほど、そしてその期間が長ければ長くなるほど、俺はいつか絶対に父親に殺されるんじゃないかという気持ちが強くなっていった。


このまま時が経つにつれて、どこかで父親の我慢の分水嶺が決壊し、包丁を手に抱えて二階に忍び上がってくるその姿が脳裏から離れなくなっていった。実際に去年の夏の終わり、父親が部屋のドアを蹴破った瞬間、俺は死を覚悟したし、とうとうこの引きこもり生活だけじゃなくすべてが終わるんだと思った。

そういう意味では本当に助かったし、手遅れになる前に実家から放り出されてよかったと思う。あのまま実家がなくならず、そのまま引きこもりを続けていたら、どこかの段階で確実に父親の手で俺は死んでいたはずだから。

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dameneet1 at 23:43 │clip!ダメ日記