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チベット 新たなデモ発生か

チベット亡命政府の発表によりますと、29日午後2時ごろ、チベット自治区のラサの寺院、ラモチェ寺の前などで抗議デモが発生し、数千人が参加したということです。また、北京の外交筋は、現地の住民からの話として、ラサ市内では、29日午後から治安部隊が集結し始めているという情報を得ていることを明らかにしました。ラサ市内は、中国政府の案内で日本やアメリカなどの外交官が視察に訪れていた間は平穏を保っていたということですが、一行が現地を離れてから、再び緊張が高まっているものとみられます。一方、チベット自治区の幹部、チャンパ・プンツォク主席は、今月14日に起きた暴動では、これまで発表していた一般市民と警察官であわせて19人が死亡したほかに暴動を起こしたデモの参加者側にも3人の死者が出たことを明らかにしました。29日までラサを視察に訪れていた日本の外交官などに述べたもので、死因について、プンツォク主席は、銃撃によるものではないと強調しています。ただ、ラサ市内では銃弾の跡が見つかっているともしており、これについては「誰が撃ったのかわからない」と話しているということです。
もどる3月30日 6時56分
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