| ダライ・ラマ 犠牲者へ祈り ダライ・ラマ14世は、かつて非暴力・不服従という平和的な抵抗運動でイギリスからインドを独立へ導いたガンジーがだびに付された場所を訪れました。そして、記念碑の前で、およそ3000人のチベット難民やヒンズー教、イスラム教など各宗教関係者とともに、一連の暴動で犠牲になった人に対し、祈りをささげました。そのあと、ダライ・ラマ14世は、記者会見し、中国政府が一部の外国メディアのチベットでの取材を許可したことについて、「主要都市ラサの情報だけでは十分ではない。中国政府は、チベットやその周辺の地域でも自由に調査できるように許可を与えるべきだ」と述べました。また、中国側が拒否している直接対話について「わたしには、中国政府に対話を始めさせる力はない。中国側の出方を待っている」と述べました。チベットをめぐっては、28日ワシントンを訪れたオーストラリアのラッド首相が「チベットでは明らかに人権が侵されている」と中国を非難し、ブッシュ大統領もあらためて中国政府に対してダライ・ラマ14世との直接対話を求めるなど、国際社会が、中国側に問題の解決に向けた努力を呼びかけています。 | 3月29日 18時8分 |
| | | ダライ・ラマ 犠牲者へ祈り 3月29日 18時8分
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