落語に自信を失い姿を消していた小草若(茂山宗彦)が、喜代美(貫地谷しほり)たちの前でふたたび高座に上がった。 無事高座を終えた小草若を囲んで喜ぶ一同だが、小次郎(京本政樹)だけは一人、むくれたままだ。せっかく呼んだゲストの五木ひろし(五木ひろし)の出番をめちゃくちゃにされた、と思いこんでいたのだ。だがそこに、当の五木ひろし本人が現れ、ついに糸子(和久井映見)の前で「ふるさと」を披露する。 大阪に戻った喜代美たちは改めて一門で鞍馬会長(竜雷太)の元を訪ね、常打ち小屋への援助を頼む。だが鞍馬には「常打ち小屋を建てたかったら、草若の家と土地を売ったらどうだ」と言われてしまう。寝床に集まった喜代美(貫地谷しほり)たちのもとに、大阪を離れた磯七(松尾貴史)の手紙が届く。東京の寄席小屋の様子を見て、大阪に常打ち小屋の必要を訴える磯七。だが喜代美はいまだ実感として、常打ち小屋作りが本当に必要なのか、確信がもてずにいた。 一方小浜では、清海(佐藤めぐみ)が正典(松重豊)の元を訪ね、弟子入りを志願する。
落語に自信を失い姿を消していた小草若(茂山宗彦)が、喜代美(貫地谷しほり)たちの前で ふたたび高座に上がった。無事高座を終えた小草若を囲んで喜ぶ一同だが、小次郎(京本政樹)だけは一人、 むくれたままだ。せっかく呼んだゲストの五木ひろし(五木ひろし)の出番をめちゃくちゃにされた、と 思いこんでいたのだ。だがそこに、当の五木ひろし本人が現れる。
小草若(茂山宗彦)が戻り、改めて一門で鞍馬会長(竜雷太)の元を訪ねた喜代美(貫地谷しほり)たちだが、 鞍馬には「常打ち小屋を建てたかったら、草若の家と土地を売ったらどうだ」と言われてしまう。 一方、小次郎(京本政樹)が宝くじで当てたお金を無断で使ってしまったことが奈津子(原沙知絵) に知られてしまった。たまらず家出してしまう小次郎の姿に、気をもむ喜代美だが……。
小次郎(京本政樹)と奈津子(原沙知絵)の仲も無事もとのさやに収まった。寝床に集まった 喜代美(貫地谷しほり)たちのもとに、大阪を離れた磯七(松尾貴史)から手紙が届く。 東京の寄席小屋の様子を見て、大阪に常打ち小屋の必要を訴える磯七の手紙は、皆の心に響く。 一方小浜では、清海(佐藤めぐみ)が正典(松重豊)の元を訪ね、弟子入りを志願する。
落語の常打ち小屋作りの必要性を頭では理解しつつも、心ではいまひとつ実感できなかった喜代美(貫地谷しほり)。 だが弟子の勇助(辻本祐樹)が一生懸命けいこする姿を見て、改めて落語を未来に伝えていきたいと 思うようになる。そんな時小浜の糸子(和久井映見)から、正典(松重豊)が塗りばしで賞を受賞 した、という知らせがくる。喜代美は久々に小浜に里帰りする。
小浜で清海(佐藤めぐみ)からヒントをもらった喜代美(貫地谷しほり)は、大阪に常打ち小屋を 作りたい、と草々(青木崇高)たち一門の皆に訴える。自分がかつて落語に救われたように、 たくさんの人を笑わせ元気づけたい、そのために常打ち小屋が必要だ、と。意を決した一門は 改めて鞍馬会長(竜雷太)の元を訪ねるが、鞍馬には「やれるものならやってみたらいい」と 突き放されてしまう。
常打ちの小屋作りを自分たちで成し遂げようと、立ち上がった喜代美(貫地谷しほり)たち。 熊五郎(木村祐一)や小次郎(京本政樹)ら皆も寄付をしてくれるが、目標の金額には遠く及ばない。 だが皆の思いを感じた小草若(茂山宗彦)が、土地と家を売る決意をする。それは草若の思いを 小草若が理解した瞬間でもあった。そして喜代美が、草若家とのお別れに青空落語会を提案する。
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