「ビーコのせいで私の人生はめちゃくちゃだ」──大阪に現れた清海(佐藤めぐみ)の突然の告白に 驚く喜代美(貫地谷しほり)。東京に出たものの挫折続きで小浜に戻った清海は、本当は自分が草々 (青木崇高)のそばにいるはずだった、との思いを消せずにいた。しかも実家の塗りばし製作所のために、 知らない相手と見合いして結婚しなければならない、という。喜代美は衝撃を受けるが、何もしてやる ことができない。おりしも落語会の仕事で、喜代美は久々に小浜に里帰りすることになる。 和田家では、正典(松重豊)の元で正平(橋本淳)が、塗りばしを作るようになっていた。 素人とは思えぬその出来栄えに驚く喜代美だが、たまたま店に現れた秀臣(川平慈英)が正平の作った はしを見て、「あの時と同じ」と謎の言葉を残して去る。一方、大阪では草々(青木崇高)の愛用の スーツをクリーニングに出すよう頼まれた勇助(辻本祐樹)が、四草(加藤虎ノ介)の入れ知恵で とんでもないことをしてしまう。清海のことが気になる喜代美は、順子(宮嶋麻衣)の忠告も聞かず、 なんとかしようと清海のもとを訪ねるのだが……。
「ビーコのせいで私の人生はめちゃくちゃだ」──大阪に現れた清海(佐藤めぐみ)の突然の告白に驚く喜代美(貫地谷しほり)。 東京に出たものの挫折続きで小浜に戻った清海は、本当は自分が草々(青木崇高)のそばにいるはずだった、 との思いを消せずにいた。喜代美は衝撃を受けるが、何もしてやることができない。おりしも落語会の仕事で、 喜代美は久々に小浜に里帰りすることになる。
落語会の仕事で久々に小浜に戻った喜代美(貫地谷しほり)。和田家では正平(橋本淳)が、塗りばしを 作るようになっていた。素人とは思えぬその出来栄えに正典(松重豊)もうれしくてたまらない。 だがたまたま店に現れた秀臣(川平慈英)が正平のはしを見て、「あの時と同じ」と謎の言葉を残して去る。 翌日、清海(佐藤めぐみ)のことが気になる喜代美は、入院している静(生稲晃子)の病室を訪ねる。
清海(佐藤めぐみ)が自分のことを親友のように思っていたことを知り、喜代美(貫地谷しほり)はショックを受ける。 順子(宮嶋麻衣)に相談しても「何もしないほうがいい」と忠告される。大阪では、草々(青木崇高) の愛用のスーツをクリーニングに出すよう頼まれた勇助(辻本祐樹)が、四草(加藤虎ノ介)の入れ知恵で とんでもないことをしてしまう。
清海(佐藤めぐみ)のお見合いの当日。喜代美(貫地谷しほり)はいてもたってもいられなくなり、 清海の元へ向かう。「見合いは自分で決めたこと」と納得しようとする清海に、喜代美はうそをつかないでと 訴えるが、結局清海は心を開かない。だが二人の会話を影で聞いてしまった秀臣(川平慈英)は、 その日の夕方に「お見合いは先方の都合で中止になった」と清海に話す。
「製作所をたたもうと思っているんだ」秀臣(川平慈英)の発言を聞いた小次郎(京本政樹)は、 和田家に戻り喜代美(貫地谷しほり)たちに伝える。製作所がそこまで追いつめられていたことに、 正典(松重豊)をはじめ皆は驚きを隠せない。その夜遅く、清海(佐藤めぐみ)が取り乱して和田家の戸をたたく。 秀臣の行方がわからなくなったのだ。それを聞いた小梅(江波杏子)が、工房へ突然向かう。
塗りばし工房で秀臣(川平慈英)は、若き日のことを話し始める。自分が正典(松重豊)にとても かなわないと思ったこと、代わりに製作所を大きくすることで若狭塗りばしを守ろうと決意したこと。 合併を何度も呼びかけたのも、塗りばしを守ろうとしてのことだった。だがすべての告白が終わった後も、 小梅(江波杏子)は秀臣を許そうとしない。喜代美(貫地谷しほり)はその理由に気づく。
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