喜代美(貫地谷しほり)たち5人の弟子が落語会をやり遂げると同時に、草若(渡瀬恒彦)は 息を引き取った。暖かい春の日に、草若の葬儀が行われる。かつて草若と共に四天王と呼ばれた柳宝、尊徳らが 顔をそろえる中、最後の一人・漢五郎(芦屋小雁)も病身を押して葬儀に駆けつけ、皆の涙を誘う。 だが草若の形見の宝くじがあと一歩で大当たりまで迫り、結局皆の笑いに包まれて葬儀は終わる。 数日後、喜代美と草々(青木崇高)の元に、勇助(辻本祐樹)という弟子入り志願者の青年が現れる。 大学の落研出身で落語への深い愛を語る勇助に、喜代美たちはすっかり心をつかまれる。ただ一人 認めようとしない草々も、勇助が両親を亡くしているという話を聞いたとたん、涙ながらに弟子入りを 許してしまう。数日後、勇助は内弟子部屋に引っ越してきて修業を始めた。おかみさんとして張り切る 喜代美だが、勇助は何事もそつなくこなし、拍子抜けしてしまう。しかも喜代美の前に、以前とは うって変わった姿の清海(佐藤めぐみ)が、突然現れる……。
喜代美(貫地谷しほり)たち5人の弟子が落語会をやり遂げると同時に、草若(渡瀬恒彦)は息を 引き取った。暖かい春の日に、草若の葬儀が行われる。共に四天王と呼ばれた柳宝、尊徳らが顔を そろえる中、最後の一人・漢五郎(芦屋小雁)も病身を押して葬儀に駆けつけ、皆の涙を誘う。 だが小次郎(京本政樹)が草若の形見の宝くじが当たっているか確かめたいと言いだし、事態は 思わぬ方向へ転がり出す。
葬儀を終えた喜代美(貫地谷しほり)と草々(青木崇高)の元に、弟子入り志願者が現れた。 「自分はまだ未熟だから弟子はとれない」と草々は拒否するが、おやじの落語を伝えていくなら 弟子を取ってくれ、と小草若(茂山宗彦)に頼まれる。数日後、一門全員で弟子入り志願者と会う ことに。喜代美も草々も落ち着かぬ気持ちで待つが、そこに見るからにまじめそうな青年(辻本祐樹) が現れる。
弟子入り志願の青年・勇助(辻本祐樹)の落語への愛の深さに、喜代美(貫地谷しほり)たちは すっかり心をつかまれてしまう。ただ一人認めようとしない草々(青木崇高)も、勇助が両親を 亡くしているという話を聞いて、涙ながらに弟子入りを許す。数日後、勇助は内弟子部屋に引っ越して きた。おかみさんとして張り切る喜代美だが、勇助は何事もそつなくこなし、拍子抜けしてしまう。
喜代美(貫地谷しほり)の前に現れたのは、以前とはうって変わった姿の清海(佐藤めぐみ)だった。 「おめでとう。草々さんと結婚したんだってね」清海の言葉に喜代美は思わず謝ってしまうが、 久々の再会に話は弾み、喜代美は初めて普通の友達のように話ができたと思いこむ。夕方帰ってきた 草々(青木崇高)に清海との再会を話す喜代美だが、内弟子の勇助(辻本祐樹)の姿が見えないこと に気づく。
勇助(辻本祐樹)が理由をつけては修業を抜け出すようになり、喜代美(貫地谷しほり)としては 信じるべきか、悩んでしまう。一方、喜代美の留守の合間を見て、清海(佐藤めぐみ)が草々 (青木崇高)の元を訪ねてくる。かつて恋人同士だった時のことを思い出す二人だが、草々にとっては すでに遠い過去の出来事になっていた。そんな草々を見て清海は、けいこを見せてほしい、と頼む。
清海(佐藤めぐみ)を囲んでの久々の徒然亭一門の夕食の席で、あろうことか亡くなったはずの 勇助(辻本祐樹)の母親から電話がかかってくる。実は勇助は筋金入りのうそつきで、うそを つきたいがために理由をこしらえ、修業をさぼっていたのだった。草々(青木崇高)は烈火のごとく 怒り破門を宣告するが、喜代美(貫地谷しほり)は待ってほしい、と言う。
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