自分の落語に自信がもてない喜代美(貫地谷しほり)は草若(渡瀬恒彦)に相談するが、なぜか 「創作落語をやってみたらどうか」と言われてしまう。草若の真意を測りかねる喜代美。 草々(青木崇高)に聞いても「一門では誰もやったことがない」と言うばかり。 一方、草若の容態が気になる糸子(和久井映見)が大阪に訪ねてきて、当分ここにいる、と言いだす。 翌日から草若は突然、落語の大ネタ「地獄八景(じごくばっけい)」のけいこに励み出す。 そのあまりの面白さに喜代美はいつか教えてほしい、と頼むが、草若は「お前には教えられない」と にべもない。しかもそろそろ離れから出て、ほかに住むところを探してほしい、と言う。 師匠の不可解な言動に、喜代美はついに見放されたのでは、と思いこんでしまう。 ある日草若は弟子全員を集めて、大阪に落語の常打ち小屋を改めて作りたい、と言いだす。 師匠のあまりに唐突な言葉に、四草(加藤虎ノ介)をはじめ弟子たち皆でいさめようとするが、 草若は自ら天狗芸能にかけあう、と言い張る。いつのまにか遠い存在になってしまったかのような 草若に、喜代美は改めて理由を問うのだが……。
自分の落語に自信がもてない喜代美(貫地谷しほり)は草若(渡瀬恒彦)に相談するが、なぜか 「創作落語をやってみたらどうか」と言われてしまう。草若の真意を測りかねる喜代美。 草々(青木崇高)に聞いても「一門では誰もやったことがない」と言うばかりだ。 一方、草若の容態が気になる糸子(和久井映見)は医者にかかるよう説得するが、草若はやりたい ことがあるから入院するわけにはいかない、と言う。
草若(渡瀬恒彦)がけいこしていた落語「地獄八景(じごくばっけい)」の面白さに、喜代美 (貫地谷しほり)はいつか自分にもけいこをつけてほしいと頼むが、草若は「お前には教えられない」 とにべもない。しかもそろそろほかに住むところを探してほしい、と言いだす。師匠の不可解な言動に、 喜代美はついに見放されたのでは、と思いこむ。 そんなある日、草若は急に弟子全員を集めてほしい、と喜代美たちに頼む。
喜代美(貫地谷しほり)ら徒然亭一門全員を前にして、草若(渡瀬恒彦)は「大阪に落語の常打ち 小屋を作りたい」と話す。師匠のあまりに唐突な言葉に、四草(加藤虎ノ介)をはじめ弟子たち皆で いさめようとするが、草若の意志は固い。翌日、草若は天狗芸能の鞍馬会長(竜雷太)を訪ね、 常打ち小屋作りへの協力を頼むが、鞍馬は条件として、喜代美と草若の師弟落語会を開くよう指示 する。
師弟落語会でも創作落語をかけるよう命じる草若(渡瀬恒彦)に、ついに喜代美(貫地谷しほり) はこらえきれず、その真意を問いただす。「おまえが落語家として、この世界で生き残っていくための すべを伝えたいのだ」初めて本音を話す草若だが、そのまま突然、うずくまってしまう。 糸子(和久井映見)の機転で病院に運び込まれるが、草若の病気はすでに取り返しのつかない状態に あった。
「お前の創作落語でおれを笑わせてくれ」病身の草若(渡瀬恒彦)の頼みに、喜代美(貫地谷しほり) はついに創作落語をする決心をする。だが、いざ準備にとりかかると、いったいどうしたらよいのか 見当もつかない。奈津子(原沙知絵)に相談すると、面白いと思うものを書いたらいいのでは、と 言われてしまう。そんな中、師弟落語会に出ようとして、草若が病院を抜け出してしまう。
病室の草若(渡瀬恒彦)の前で喜代美(貫地谷しほり)は、自分の家族の失敗談を話す。 そのあまりの面白さに思わず笑みがこぼれる草若。「お前は落語の世界から抜け出してきたような 子や」師匠のそのひと言に糸口を見つけた喜代美は、自分の家族をモチーフにした創作落語を生み出す。 数日後、草若が一日だけ外泊を許され家に帰ってきた。けいこ場で弟子全員が見守る中、草若は 全身全霊で「地獄八景」を演じきる。
※Copyright(c) NHK (Japan Broadcasting Corporation) 2007 All Rights Reserved.
このページに掲載されている記事、写真等あらゆる素材の複写・転載を禁じます。
※このページをご覧いただくには、ブラウザの設定で「JavaScriptを有効にする」を選択してください。