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「外国メディアは事実歪曲」 中国記者協会が非難
このニュースのトピックス:紛争・クーデター・革命
中国のニュースサイト「中国新聞網」によると、中華全国記者協会は28日までに、チベット暴動に関する外国メディアの報道について「一部が(事実を)歪曲(わいきょく)したり、でっち上げの報道をしている」として、強く非難する声明を発表した。
声明は「真実はニュースの命」だと強調。暴動は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世側が画策、扇動した暴力犯罪だと主張した上で「西側メディアは事件を報道する際に、記者の職業倫理に反して歪曲報道をしている」とした。
一方で、中国メディアは、暴動で漢民族や警官に死傷者が出たとするだけで、チベット民族側の死傷者数などは報じていない。また、チベット民族が商店を襲う映像は繰り返し報道するものの、武装警察がデモを制圧する様子などは報じていない。(共同)