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日本人は「世界一歓迎される観光客」

2007年05月29日 20時46分 更新

 世界で最も歓迎される観光客は日本人――米最大手の旅行サイトを運営するExpediaがこのほど実施した、観光客の評判に関するアンケート調査で、こんな結果が出た。日本人はマナーやエチケットをよく守り、礼儀正しく慎ましいという結果だ。2位はアメリカ人で、最下位はフランス人だった。

 調査は、日本、中国、アメリカ、フランスなど28カ国が対象。ヨーロッパ12カ国、1万5000以上のホテルマネージャーに、礼儀や気前の良さなど10カテゴリーで最良と最低の国を選んでもらって集計した。

 日本人は2位のアメリカ人を大きく引き離して1位。「行儀がいい」「礼儀正しい」「物静かで慎ましい」「クレーム・不平が少ない」のカテゴリーでそれぞれ1位だった。ホテルの部屋をきれいに使ったり、ローカルフードに積極的に挑戦する姿勢も評価された。

 ただ、チップの気前の良さや、地元の言葉を覚えて積極的に使う姿勢に対する評価はやや低かった。

 日本人の評価が高かったカテゴリーのベストとワーストは以下の通り。

順位 行儀がいい 行儀が悪い
1 日本人 イギリス人
2 ドイツ人 ロシア人
3 アメリカ人 中国人

順位 礼儀正しい 無礼
1 日本人 ロシア人
2 イギリス人 フランス人
3 アメリカ人 ドイツ人

順位 物静かで慎ましい 騒々しい
1 日本人 イタリア人
2 中国人 アメリカ人
3 スイス人 イギリス人

順位 クレーム・不平が少ない クレーム・不平が多い
1 日本人 アメリカ人
2 中国人 ドイツ人
3 オランダ人 イギリス人

順位 部屋をきれいに使う 部屋を汚す
1 ドイツ人 イギリス人
2 日本人 中国人
3 スイス人 アメリカ人

 2位のアメリカ人は、旅行中の金払いのよさでトップだった。「礼儀正しい」のカテゴリーでも3位に入ったほか、チップの気前も良く、ローカルフード好きな点も評価された。

 その反面、クレーム・不平が一番多いのもアメリカ人。騒々し、部屋を汚す、おしゃれでない、という評価もあった。

 最下位のフランス人は、地元の言葉を話そうとせず、態度が大きい点がマイナス評価につながった。ローカルフードにも興味が低く、旅行中の金払いも悪いという。

 Expediaは、米国最大手の旅行サイト「Expedia.com」を運営する企業で、日本版を含む世界14カ国で事業展開している(関連記事参照)

[ITmedia]

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