順子(宮嶋麻衣)と友春(友井雄亮)の結婚騒動は丸く収まったが、糸子(和久井映見)と正典
(松重豊)の夫婦げんかは続いたままだ。なんとか仲直りさせたい喜代美(貫地谷しほり)の前に、
突然五木ひろし(五木ひろし)が現れる。どうしたら夫婦を仲直りさせることができるだろうか、
という喜代美の相談に、五木ひろしは「愛し合う気持を思い出させてあげればいい」とアドバイス
する。喜代美は草々(青木崇高)と二人で夫婦落語会を開くことを思いつく。夫婦二人で仲良く
落語をする姿を見せれば、糸子と正典も仲直りするのでは、と思ったのだ。最初は張り切る喜代美
だが、かつてのさえない自分を知っている小浜の人々の前で落語をすることに、次第にプレッシャー
を感じ始める。そんな喜代美の心配をよそに草々は純愛物の「たちぎれ線香」を高座に上げることを
思いつき、喜代美に三味線でおはやしをしてほしい、と頼む。しかも五木ひろしが再び和田家に現れ、
夫婦落語会のゲストとして自分が一曲歌いましょう、と言いだす。これなら糸子も間違いなく来る
だろうと喜ぶ喜代美。だが落語会当日に思わぬことが起きる。
糸子(和久井映見)と正典(松重豊)をなんとか仲直りさせたい喜代美(貫地谷しほり)の前に、 突然五木ひろし(五木ひろし)が現れた。事情を聞いたひろしは、喜代美と草々(青木崇高)夫婦の 仲の良い姿をみせればきっと帰ってくるはず、という。早速喜代美は草々と一緒に糸子の前で一芝居 打つが、失敗に終わる。そこに大阪から草原(桂吉弥)、小草若(茂山宗彦)、四草(加藤虎ノ介) が駆けつける。
糸子(和久井映見)と正典(松重豊)のために、喜代美(貫地谷しほり)は草々(青木崇高)と 夫婦落語会を開くことにした。早速落語「天災」のけいこをはじめる喜代美の前に、かつての同級生 たちが現れる。自分がダメだった時を知っている相手というだけで、喜代美は緊張してしまう。 落ち込む喜代美を見て奈津子(原沙知絵)は「自分の過去を乗り越えた時が、本当に変わったとき」 と言う。
夫婦落語会に向けて悩む喜代美(貫地谷しほり)だが、再び五木ひろし(五木ひろし)が店に 現れ「私がお母様のために一曲歌いましょう」という。大喜びの喜代美は正平(橋本淳)と一緒に 魚屋食堂に向かい、糸子(和久井映見)を落語会に呼ぶことに成功する。草々(青木崇高)は純愛物 の「たちぎれ線香」を高座にかけることに決め、喜代美は三味線でおはやしをすることになる。
喜代美(貫地谷しほり)と草々(青木崇高)の夫婦落語会の当日。糸子(和久井映見)は五木ひろし (五木ひろし)をひと目見るため、久々に家に帰ってきた。正典(松重豊)も顔を出すが、二人は 離れて座り、ぎこちないままだ。素直になれない気持ちを抱えつつ、二人は互いに初めてあった時の ことを思い出す。そしていよいよ草々(青木崇高)の落語が始まろうとしたとき、思わぬ電話が かかってくる。
「渋滞に巻き込まれて間に合わないかもしれない。なるべく高座を引き延ばしてほしい」五木ひろしの 衝撃の電話に、凍り付く喜代美(貫地谷しほり)。動揺を抑え、とりあえず草々(青木崇高)の落語 「たちぎれ線香」のおはやしを務める。一方糸子(和久井映見)と正典(松重豊)は、草々の落語を 聞きながらまったく別のことを考えていた。それは二人の出会いの物語だった。
草々(青木崇高)の落語は終わったが、いまだ五木ひろし(五木ひろし)は姿を現さない。 あせりつつも五木ひろしがくるまで落語を引き延ばそうとする喜代美(貫地谷しほり)だが、時間は 刻々と過ぎ、落語はサゲを迎えてしまう。なんとかして時間をかせごうと、喜代美は落語を創作して 続けるが、ついにネタがつきてしまう。皆に謝りつつ泣き出してしまう喜代美を見て、突然正典が 立ち上がる。
※Copyright(c) NHK (Japan Broadcasting Corporation) 2007 All Rights Reserved.
このページに掲載されている記事、写真等あらゆる素材の複写・転載を禁じます。
※このページをご覧いただくには、ブラウザの設定で「JavaScriptを有効にする」を選択してください。