家族や仲間に祝福を受けつつ、無事結婚式を挙げた喜代美(貫地谷しほり)と草々(青木崇高)。 新婚生活にデレデレしっぱなしの喜代美だが、糸子(和久井映見)に「主婦は計画性が大事」と 言われ、家計簿をつけることにする。二人とも落語家で収入不安定のため、喜代美は口ぐせのように 「やっていけるんやろか」とつぶやく毎日。 そんな喜代美の姿を見て、草々は喜代美が「やっていけるんやろか」と言ったら罰金を払うことを 提案し、代わりに草々は「勝手にせい」と言ったら罰金という取り決めをすることになる。 折しも徒然亭一門に朝のワイドショー出演の話がくる。張り切る喜代美たちだが、当日は草若 (渡瀬恒彦)をはじめ皆が勝手なことをしだして大混乱になり、喜代美は結局ほとんど出番なく 終わってしまう。草々にも「落語家としての品格がない」と怒られ、落ち込む喜代美。 だがその様子をテレビで見ていた天狗芸能の鞍馬会長(竜雷太)が喜代美に興味を持ち、若い 女性落語家としての珍しさからタレント的にテレビの仕事が入るようになる。慣れない仕事に必死の 喜代美だが、女房の方が稼いでいることに草々が次第に複雑な感情を持つようになってしまい……。
皆の祝福を受けつつ、無事草々(青木崇高)との結婚式を終えた喜代美(貫地谷しほり)。 念願の新婚生活が始まるが、糸子(和久井映見)からの電話で「主婦に一番大事なのは計画性」と 言われてしまう。さらに磯七(松尾貴史)たちにも、収入の不安定な落語家の仕事で家計をやりくり するのは並大抵のことではない、とおどされる。計画性に乏しい喜代美は、家計を守るため早速 計画表作りに乗り出すのだが……。
新妻気分で何もかもが楽しい喜代美(貫地谷しほり)。草々(青木崇高)に連れられ勉強のため、 柳宝師匠(林家染丸)の高座を袖から見学させてもらう。柳宝師匠の演じた落語「二人ぐせ」は 見事で、すっかり感服した二人は改めて落語への精進を誓う。だが肝心の収入は二人合わせても わずかな額で、喜代美はつい「やっていけるのだろうか」と口に出すようになる。 それを聞いた草々は、「二人ぐせ」にちなんだある提案をする。
復活した徒然亭一門に、テレビ出演の依頼がきた。家計のやり繰りに頭を悩ます喜代美(貫地谷しほり) にとっては、願ってもないチャンスだ。だが肝心の番組は草若(渡瀬恒彦)を始め一門皆が勝手に 振舞い、混乱に陥る。しかも焦った喜代美が自分の出演料はどうなるのかとリポーターに迫り、 すっかり草々(青木崇高)のひんしゅくを買ってしまう。だが、たまたま番組を見た鞍馬会長 (竜雷太)が喜代美に目をとめる。
若い女性落語家というもの珍しさから、喜代美(貫地谷しほり)はタレントとして重宝される ようになる。仕事が増えて忙しい喜代美の姿に、草々(青木崇高)としては複雑な思いだ。 テレビ出演で初めてまとまった金を手にした喜代美は、仕送りをしようと糸子(和久井映見)に 電話するが、糸子は喜代美たちのためにあえて断る。だが糸子の思いをよそに、若い夫婦の間には 次第に溝が出来始めていた。
タレントとしてスポットライトを浴びることに、次第に快感を覚え始めた喜代美(貫地谷しほり)。 草々(青木崇高)はその反動もあって、ますます落語一本にのめり込んでいく。 一方小浜では、家族の将来を心配した糸子(和久井映見)が、秀臣(川平慈英)の会社と合併しても らえないか、と正典(松重豊)に頼んだことで、夫婦の亀裂が生じていた。そんな中、久々に草々が 落語番組に出演することになる。
喜代美(貫地谷しほり)が突然ゲスト出演したことで、草々(青木崇高)のテレビ番組出演は すっかり影が薄くなってしまった。帰宅後なじる草々に向かって、喜代美は「生活できるだけ稼いで から言ってほしい」とつい口を滑らせてしまう。二人は結婚後初の大げんかになり、喜代美は結局 家を飛び出してしまう。同じ頃、小浜でも糸子(和久井映見)が正典(松重豊)とのけんかの末、 家出をしていた。
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