久々の福井で糸子(和久井映見)たち家族から元気をもらい、大阪に戻った喜代美(貫地谷しほり)。
奈津子(原沙知絵)に指摘され、いつのまにか落語が好きになっていることに気づく。
一方草々(青木崇高)は改めて草若(渡瀬恒彦)にけいこをつけてもらおうとするが、相手にして
もらえない。
そんな草々のために落語ができる場所を作ってあげたい、と思う喜代美。磯七(松尾貴史)から
かつて草若の元に草々を含め4人の弟子がいたと聞き、散り散りになった弟子たちを集めて落語会を
開こうと思いつくが、小草若(茂山宗彦)にはあっさり断られる。ついで草々と二人で訪れたのは、
一番弟子の草原(桂吉弥)の元だった。落語を辞めた草原はディスカウントショップの実演販売を
していた。草原を説得しようとする喜代美だが、草原は家族のことを考えると安定した収入のある
今の仕事を辞めることはできないと言う。もう一人の弟子四草(加藤虎ノ介)も今は中国料理店で
働いており、喜代美たちの誘いを鼻であしらう。
落ち込む草々は、酔った草若に「落語に興味などない、おまえの顔も見たくない」とまで言われ、
ついに草若家を出てしまう。なんとかして草々や草若を助けたい喜代美だが……!?
小浜から再び大阪に戻った喜代美(貫地谷しほり)。草々(青木崇高)は、もう一度草若(渡瀬 恒彦)に落語に取り組んでもらおうとするが、草若は一切受けつけない。喜代美はそんな草々のために 落語会を開こうと思い立ち、落語通の磯七(松尾貴史)に相談に行く。だが磯七は、落語会は一人で は無理だといい、かつて4人の弟子がいたころの徒然亭一門の話を始める。
喜代美(貫地谷しほり)は草々(青木崇高)のため、散り散りになった弟子たちを集めて落語会を 開く決心をする。手始めに小草若(茂山宗彦)に頼むが、途中で草々と小草若がけんかを始めてしまう。 余計なことをするなという草々に、喜代美は祖父の塗りばしを継いだ父・正典(松重豊)の話をし、 受け継いでいくことの大切さを訴える。そして二人は、元一番弟子の草原(桂吉弥)の元へ向かう。
草原(桂吉弥)に一門への復帰を断られた喜代美(貫地谷しほり)と草々(青木崇高)は、 次に元四番弟子の四草(加藤虎ノ介)の元へ向かう。四草は中国料理店で働いていて、喜代美たちの 頼みを、落語にはもう興味などないと鼻であしらう。結局元弟子が誰一人戻らず、落ち込む喜代美と 草々。さらに酔った草若(渡瀬恒彦)が追い打ちをかけるように草々を突き放す。 翌朝、喜代美は草々の置き手紙を見つける。
草若(渡瀬恒彦)の家を出た草々(青木崇高)は、草原(桂吉弥)の家に身を寄せていた。 草々は落語の「崇徳院」を教わろうとするが、草原は「自分に落語を思い出させないでくれ」と けいこを断る。一方草々の身を心配する喜代美(貫地谷しほり)だが、熊五郎(木村祐一)たち 周囲は、このまま探さない方が草々のためだと言う。草若も特に草々を心配する様子もない。 ある日喜代美はハンドミキサーの修理のため、草原の店に向かう。
喜代美(貫地谷しほり)は、四草(加藤虎ノ介)の働く中国料理店でようやく草々(青木崇高) と再会する。あくまでも草若(渡瀬恒彦)の落語にこだわる草々に対して、喜代美はよそで落語を やったらどうか、と進言するが相手にしてもらえない。それでも草々を助けたい喜代美は再び 草原(桂吉弥)を訪ね、草若の元に戻ってもらえないか頼む。一方草々は、天狗座の高座でかつての ライバルが成長している様を見て、動揺してしまう。
喜代美(貫地谷しほり)の前で、ついに草原(桂吉弥)が落語に戻る決意をした。四草(加藤 虎ノ介)も続き、草々(青木崇高)を合わせた弟子三人が、三年ぶりに顔をそろえる。亡くなった おかみさんの墓の前で改めて落語を続けることを誓った三人は、草若(渡瀬恒彦)師匠の元に 向かう。だが草若家を目前にして、喜代美たち四人に思わぬ展開が待ち受けていた……。
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