9年の月日が過ぎ、高校三年生になった喜代美(貫地谷しほり)。才色兼備の同級生・清海
(佐藤めぐみ)の影で、相変わらず脇役人生を送っている。正典(松重豊)は秀臣(川平慈英)の
元での箸作り修業を終え、若狭塗箸職人として独立することに。糸子(和久井映見)は店を開く
準備に余念がない。ひょんなことから喜代美は、清海とともに学園祭のステージで三味線を演奏
することになった。かつて小梅(江波杏子)から手ほどきを受けたことのある三味線で、初めて
清海に対して優位に立ち意気揚々となる喜代美だが、音楽に対する才能と日々の練習の差から、
いつしか二人の立場は逆転。ついに喜代美は学園祭での演奏をあきらめ、舞台の照明係を引き受け
てしまう。
一方の正典の箸も、開店はしたがまったく売れない日々。大阪のフリーライター・奈津子(原
沙知絵)のせっかくの取材も、小次郎(京本政樹)が悪ふざけで台無しにしてしまう。そして
学園祭当日。照明係を無事やり通した喜代美だが、結局はステージの清海に光を当てるだけの自分に、
後悔ばかりが募る。「自分の人生はこのままでいいのか」―悩む喜代美は、ある決意を固める。
高校三年生になった喜代美(貫地谷しほり)だが、才色兼備の同級生・清海(佐藤めぐみ)の影 で相変わらず脇役人生を送っている。正典(松重豊)は秀臣(川平慈英)の元での修業を終え、 若狭塗箸職人として独立。糸子(和久井映見)は塗箸店の開店準備に余念がない。学園祭に向けて、 喜代美のクラスは三味線ライブをやることに。小梅(江波杏子)に三味線を教わったことのある 喜代美は、思わず手を挙げようとするのだが・・・。
「学園祭で三味線ライブをやる!」と決意した喜代美(貫地谷しほり)。一緒に出ることになった 清海(佐藤めぐみ)と共に小梅(江波杏子)の元での練習が始まり、三味線の心得がある喜代美は 初めて清海に優越感を覚える。ある日店の前で、喜代美は美人フリーライターの奈津子(原沙知絵) と出会う。奈津子は雑誌の取材で喜代美の店を訪ねていた。良いことづくしでついバラ色の人生を 夢見る喜代美だったが・・・。
いつのまにか清海(佐藤めぐみ)と三味線の腕が逆転してしまった喜代美(貫地谷しほり)。 順子(宮嶋麻衣)などほかの生徒も参加するが、喜代美一人が次第に練習についていけなくなって しまう。一方、ようやく開店した正典(松重豊)の塗箸店も閑古鳥が鳴く日々。観光協会の竹谷 (渡辺正行)が仲介した奈津子(原沙知絵)の雑誌取材に喜ぶ面々だが、竹谷と仲の悪い小次郎 (京本政樹)が、なにやら怪しい動きを始めてしまう。
奈津子(原沙知絵)の雑誌取材は、糸子(和久井映見)の郷土料理が好評で順調に運ぶ。 だが、竹谷(渡辺正行)に仕返ししようとした小次郎(京本政樹)のたくらみが元で、最後の最後で 大混乱に。一方、三味線の皮を破いてしまった喜代美(貫地谷しほり)も、結局学園祭に出ることを 断念。落ち込む喜代美に学校で、思わぬ相談が持ちかけられる。
三味線ライブの照明係を頼まれ、引き受けてしまった喜代美(貫地谷しほり)。学園祭当日、 一生懸命舞台の清海(佐藤めぐみ)に光を当てるが、後悔ばかりが残ってしまう。高校生活も残り わずか。順子(宮嶋麻衣)に「あんたの人生の主役はあんたや」と言われ、奈津子(原沙知絵)にも 励まされた喜代美は、次第に一つの決意を固めていく。
卒業式の夜。家族で祝っていた喜代美(貫地谷しほり)の前に友春(友井雄亮)が現れ、突然の プロポーズをする。混乱に陥る家族の前で、喜代美は勢い余って「この町を出て、大阪へ行く」と 宣言。さらに反対する糸子(和久井映見)に向かって、「お母ちゃんみたいになりたくないの」と 言ってしまう。翌日。わずかな荷物をまとめた喜代美は、正典(松重豊)に別れを告げ、家を出る。 そのころ糸子は、一計を案じていた・・・。
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