北京――中国チベット自治区で起きた大規模暴動で、中国政府は29日、自治区の騒乱に巻き込まれて死亡した一般人18人の各遺族に20万元(約280万円)の見舞金を提供すると発表した。国営・新華社通信が、自治区政府の発表として伝えた。
また、負傷者には無料で診療を受けさせ、暴動で被害を受けた自宅、店舗の持ち主は再建で支援を受ける。
一連の暴動で 中国政府は22人が死亡、一般人382人、警官241人が負傷と発表。死亡者には警官1人、逮捕から逃亡したとする3人が含まれるが、これら4人の遺族に補償があるのかは不明。
海外のチベット人団体は一連の暴動での死亡者は約140人と主張している。