家庭用 マイクロバブル発生装置 自作方法

多くの企業 大学 などで マイクロバブル技術 が 研究されています。 個人でも 簡単に 製作 できます。


●業務用のマイクロバブルの本格的な発生装置は何十万円もしますが、シャワーホース内蔵型なら

個人でも低予算で簡単に作れます。

市販品だと mini-BUB ( ミニバブ ) がこのタイプです。マイバブルという製品もあるようですが、これはミニバブ をそっくり真似しただけの物。


構成部品

●アスピレーター(これでマイクロバブルを発生させます)

●低水圧用シャワーヘッド、ホース(SAN-EI製なら1600円程度、mini-BUBはTOTO製なので高めですが安いお店だと3000円切ります)

●ホースバンド2個(mini-BUBではTOYOX製16〜22のセーフティバンド、最近英国製バンドに変更したらしい)

●ビニールキャップ(mini-BUBではコーキング剤)

予算総額(SAN-EI製のシャワーセットで作った場合4500円あれば出来ますし、TOTO製のシャワーセットでも6000円あれば出来ます。

TOTO製とSAN-EI製比較してみましたが、SAN-EI製で十分です。)

ちなみに[mini-BUB]の中はこんな感じです。

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[mini-BUB]のステンレスケースを開けたら理化学実験用の金属アスピレーターが入っているだけです。

一番下の写真はアスピレーターの吸気口が見えます。吸気口はクリアタイプのコーキング剤で塞がれています。

ステンレスケース自体はマイクロバブル発生と関係ありませんので自作では使用しません。


 

部品入手方法 

●金属アスピレーター(理科学習実験教材などの専門店)

http://www.tech-jam.com/scientific_research_equipment/aspirator/KN3136780.phtml

http://www.tgk.co.jp/info/0718647401s.html

http://www.rakuten.co.jp/hidamari/811414/813461/

http://www.monotaro.com/c/009/901/  (アスピレーターとホースバンド)

●低水圧用シャワーヘッド、ホース(ホームセンターなど)

●ホースバンド(ホームセンターの園芸コーナーなどにある)

http://www.toyox.co.jp/sangyo/safety.html

●ビニールキャップ(アスピレーターの吸気口の空気量調整の為に使用、他の物でも代用可)

 


製作方法(超簡単)誰でも出来ます!ホース切ってつなげるだけ!

シャワーホースのカラン側約10cmの所を切断します。

切断した短いホース(カラン側)を金属アスピレーターの給水口に差し込みます。

この時、差込にくいので中性洗剤を塗ります。

切断した長いホース(シャワー側)を金属アスピレーターの放水口に差し込みます。

ホースバンドでしっかり固定します。

金属アスピレーターの吸気口にビニールキャップをハメ塞ぎます。

ちなみにmini-BUBではコーキング剤で吸気口を塞いであります。

吸気口を塞ぐと空気が混入しないのでは?と疑問に感じる人もいるかもしれませんが、

水道水にはバブルを発生させるくらいの空気は含まれているので問題ありません。

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注意する事

●ホースバンドの固定はしっかり(シャワーホースが折れ曲がりると圧力でぶっ飛ぶ可能性あり)

●必ず低水圧用シャワーヘッドを使う

●止水ボタンの付いたシャワーヘッドはNG(ホースが外れる可能性がある)

●水の抵抗が増すので一部の旧式の給湯器で安全装置が働きお湯が水になるなど不具合が出る場合もある。


 使用法など

●マイクロバブル発生は水流、水圧で決まりますが、かなり水量を絞っても発生します。

アスピレーターの振動が大きくなって「ジュー」と音がしてる範囲がマイクロバブル発生ポイントです。

ちなみにmini-BUBサイトでは「キー音」と表現しているようです。

[mini-BUB]サイトに詳しいことが書いてあるのでググってください。

●シャンプーで犬を良く洗い、充分にすすいだ後マイクロバブル浴させるのがお勧め。

週に1回以上入浴出来るならシャンプー無しでマイクロバブル浴もいい。

乾燥後にOYK菌スプレーをすると皮膚コンディションが劇的に良くなります。

2〜4日置きにスプレーすればシーズー、Aコッカー、ウェスティなど皮脂でベタ付きやすい犬種もサラサラ。

生活環境洗浄剤ミーポシュアリンプウ スキンケア 整菌スプレー小動物のバイオ
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●湯船でマイクロバブルを楽しむ場合はシャワーヘッドを外してホースで給湯する方が

効率良くマイクロバブルが放出されます。

●犬を入浴させる場合は必ず体温以下(38度以下)の温度設定にしましょう。

皮膚や心臓、呼吸器が極めて健康なら36〜38度でも問題ありませんが、

写真のように皮膚の悪い子は寒くない程度に水に近い温度設定(30度以下25度前後)に

する必要があります。

なぜなら人に例えると日焼けした時に人間のお風呂の適温42度で

入浴したらヒリヒリしてぶっ飛びますよね。

体温程度でも入れたものではありません。

炎症のある皮膚は心臓に負担が掛からない程度に冷やす必要があるのです。

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マイクロバブルに関心がある犬の飼い主は多くの場合愛犬の皮膚に問題があり、

薬やシャンプーに頼らず、やさしく改善したいからだと思います。

健康な皮膚の犬の飼い主はマイクロバブルなどそれ程関心ないと思いますが、

健康体の犬の場合は30度前後で様子を見ながら調節湯温を調整しましょう。

(人間の温水プールは一般的に30度前後、長時間浸かったり運動しても負担の少ない温度です)

(お湯に使っている間は犬も寒くありませんが、お湯から出た時に寒くないように室温に注意!)

犬自体は体温調整したいので、冬は体を温めたいから熱めの温度を好み、夏は体を冷やしたいから

低い温度を好みます。

人間の気持ち良い湯温でそのまま皮膚に問題のある犬を洗うと

たとえマイクロバブルを使っていても悪化する犬が続出する事確実です。


アスピレータを利用したマイクロバブル発生装置の性能評価