目の前を精子が飛び交う、ものすごいアミューズメント施設

新華社アムステルダム(オランダ):オランダに、人体を模した巨大なアミューズメント施設が登場した。施設内部には、本物ソックリの巨大な臓器がすえつけられている。この施設は、「人体公園」と名付けられた。
人体公園は、オランダの首都アムステルダムから東南へ約16キロほどの地点にある。施設は高さ35メートルもあり、外から見ると巨人が座っているような外見をしている。
人体公園は20日にオープンした。AP通信の記者は実際に施設の中に入り、26日の記事でその様子を伝えている。「見学者は3Dメガネをかけて中に入る。すると、目の前には精子が卵子に向かって飛んでいく様子が現れる。巨大な鼻の穴の中に入ると、くしゃみで生じる突風が体を打ち付けてくる。それからやわらかい舌の上に這い上がってみると、のどの奥からゲップの音が聞こえてくる」。
子宮の中に入ると、そこでは精子たちの激しい戦いの様子を描いたフィルムが上映されているという。この人体公園の顧問を務めるある医師は次のように話している。「フィルム製作時、我々は低俗な場面はできるだけ避けるようにした。我々は映像を通じて、精子と卵子がどのように出会って受精卵が生まれ、それがいかにして胎児に成長するか、その過程を描きたかったのだ」。
人体公園は健康知識教育のための博物館、という役割も担っている。人体公園の創設者は、「施設を通じて子供達に自分の体のことをよく知ってもらえたらうれしい」などと話している。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】