井原市民病院(同市井原町)は四月一日から、泌尿器科の常勤医師がいなくなるため、同科の外来診療が週五日から週二日に減少する。
常勤医師が福山市保健所へ移るため今月末で退職。市民病院は岡山大の医局と岡山済生会総合病院(岡山市)から非常勤医師計二人を確保した。同市内で常勤医師のいる泌尿器科施設は一カ所となる。
市民病院の泌尿器科外来患者は一日平均三十人弱、入院は二人。今後の入院や手術などの対応について、原藤和泉院長は「派遣元の病院と協議する。地元の診療所とも協力していきたい」と話している。
市民病院では二〇〇六年八月に常勤産婦人科医一人が退職し「婦人科」へ。昨年三月には産婦人科医の当時の院長も退職し、非常勤医師による週二日だけの診療となっている。(佐藤正明)
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