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4月1日に民営化される氷見市民病院について、管理者の金沢医科大学が29日会見し、36人の常勤医を確保し、20ある診療科を維持する一方で、病床数は看護師不足のため、予定より50床少ない200床でスタートすることを明らかにしました。
金沢医科大学の発表によりますと、常勤医の数は現在より4人多い36人を確保し、診療科についても20ある診療科を維持します。
しかし、産婦人科については常勤医が確保出来ず、引き続き分娩が出来ない状態となるほか、小児科についても土曜の診療は開始するものの24時間の救急体制はとれません。
一方、看護師の数はパートを含めて176人で、当初予定の病床数250床を稼動させるには不足しているため、当面は50床少ない200床程度でのスタートになるということです。
新病院の院長となる金沢医科大学病院の高島茂樹院長は会見で「現時点ではベストの状態と考え、今後、地域の状況を見ながら整備を進め、市民医療を守るために努力していきたい」と話しました。
一方、現在の職員の再雇用をめぐり、不採用となっていた7人についてその後の面接などで1人が辞退し、3人が採用になったということです。
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