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メカニックが、ピットインしたマシンのステアリングを片手で軽々と回すシーンをよく見かけると思う。また、走行中もステアリングを“切る”操舵はドライバーにとってそれほど苦ではない。
F1でパワステが必要なのは、高速コーナーでステアリングを切ったままの状態を保っているとき。強烈な横Gが掛かり、強い力で戻されそうになるステアリングを保つのは、ドライバーにとって相当きつい操作。したがって、F1マシンのパワステは、一度切ったステアリングが、戻ろうとするのを抑えるためのものであり、ステアリングを軽くして回しやすくする一般車とは異なる制御を行っているのだ。ちなみに、電動が禁止された現在のF1のパワステは、油圧式となっている。 |
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