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假谷さん、ホームにはい上がる最中にはねられる

2008年03月28日

 岡山市のJR岡山駅で岡山県職員の假谷(かりや)国明さん(38)がホームから突き落とされ、電車にはねられて死亡した事件で、假谷さんは、ホームへはい上がろうとしている最中に、進入してきた普通電車にはねられたとみられることが27日、岡山県警の調べでわかった。

 假谷さんは2番ホームで電車を待つ乗客の一番前に立っていて、左後ろから近づいてきた少年に背中を押され、約1.5メートル下の線路に転落した。その時、東から進入していた電車は約50メートルまで近づいていた。

 2番ホームの下には避難できる空間がなく、県警によると、落とされた假谷さんがホームへ上がろうとしていたのを乗客が目撃しているという。

 運転士は假谷さんが転落するのを見て非常ブレーキをかけ、本来の停止位置よりは約40メートル手前に止まったものの、間に合わなかった。

 假谷さんは転落地点から約5メートル離れた1両目と2両目の連結部付近に倒れていた。右足の開放骨折などによる出血性ショックで約5時間後に亡くなった。

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