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国立8病院:全患者にレセプト並みの詳細領収書 4月から

 厚生労働省は28日、国立がんセンター(東京都中央区)、国立循環器病センター(大阪府吹田市)など全国8カ所の国立高度専門医療センターで、4月から患者全員に診療報酬明細書(レセプト)並みの詳しい領収書を無料発行することを明らかにした。患者は受けた治療や投与された薬と、それぞれの診療報酬を知ることができる。

 レセプト並み領収書の発行は、医療ミスなどが起きた際の事実確認に役立ち、過大請求のチェックもできることから、医療事故や薬害の被害者が実現を強く求めていた。06年度から病院の努力義務になり、国立病院では希望者に発行されるようになったが、舛添要一厚労相が情報公開をさらに進める意欲を示していた。

 4月からは、400床以上の大病院でも、実費を徴収したうえでの希望者への発行が義務付けられる。また、独立行政法人・国立病院機構が持つ146病院も、国立センターと同様の対応を検討するという。【清水健二】

毎日新聞 2008年3月28日 23時34分(最終更新 3月29日 1時54分)

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