電子情報技術産業協会は、2008年2月の民生用電子機器の国内出荷実績を3月24日に発表した。2月の出荷額は前年同月比9.0%増の2248億円で、9カ月連続のプラス成長となった。

 分野別では、映像機器の出荷額が1413億円(前年同月比8.8%増)、音声機器が135億円(同3.1%増)、カーAVC機器が700億円(同10.5%増)といずれも1月に引き続き前年同月を上回った。

 映像器機分野をみると、カラーテレビ全体(CRT、液晶、プラズマを含む)の出荷台数は71万6000台となり、前年同月から23.9%増加した。構成比は、CRTが3.5%、プラズマが9.7%に対し、液晶が86.8%と1月に引き続き9割近くを占めている。

 液晶テレビの99%強を占める10型以上は61万9000台と前年同月比37.8%急増し、1月の伸び率(30.7%)を上回る勢いだ。特に16:9のワイド画面型が59万9000台で、前年同月の1.5倍以上の伸びを示した。

 DVDビデオの出荷台数は36万台で前年同月から2.4%減少し、マイナス成長に転じた。HDD内蔵型が同3.4%減の16万8000台、再生機は同5%減の17万4000台だった。

 地上デジタル受信機の出荷台数は100万8000台。そのうち、テレビ受信機が66万3000台(前年同月比38.8%増)、ケーブルテレビ用STBが12万9000台(同33.0%増)、チューナーが1万2000台(同30.2%増)で、いずれも大幅な伸びをみせた。

■関連情報
・電子情報技術産業協会のWebサイト http://www.jeita.or.jp/