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【社会】

主犯格に懲役16年判決 高山の金塊強奪事件で岐阜地裁

2008年3月28日 夕刊

 岐阜県高山市の観光施設から約100キロの金塊が強奪された事件で、主犯格として強盗傷害などの罪に問われ、大分県日田市の博物館で純金製のタイの置物が盗まれた事件でも窃盗の罪に問われている無職、呉吉身被告(41)=北九州市小倉北区=の判決公判が27日、岐阜地裁であった。田辺三保子裁判長は「借金返済や遊興費欲しさの動機に酌量の余地はない」として、懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 判決などによると、呉被告は昨年3月18日、建設業堀川耕平被告(23)=強盗傷害罪などで懲役8年の実刑が確定、福岡県芦屋町=と、土木作業員大崎龍一容疑者(56)=強盗傷害の疑いで逮捕、福岡市博多区=と共謀し、岐阜県高山市の観光施設・飛騨大鍾乳洞に併設された「大橋コレクション館」に侵入。金塊約100キロ(約2億4900万円相当)を強奪し、制止しようとした女性従業員を転倒させて9日間のけがをさせるなどした。

 

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