松山放送局

2008年3月28日 20時14分更新

新居浜 婦人科診療開始遅れる


医師不足に対応するため地域の拠点病院の体制を強化しようと、新年度、県立新居浜病院に産婦人科が開設されますが、婦人科の診療の開始日は、当初の予定の来月1日より2週間ほどずれ込み、来月16日から始まることになりました。

全国的に医師が不足する中、すべての市と町に医師を配置することが難しくなっていることから、愛媛県は、地域の拠点病院の体制を強化することで、医療の充実を図ろうと、新年度、東予の拠点病院である県立新居浜病院に産婦人科を新たに設けることにしています。これを受けて、来月1日から婦人科の診療が始まる予定でしたが、愛媛県は、28日、診療開始日について2週間ほどずれ込み、来月16日からになると発表しました。その理由について愛媛県では、新しく着任する医師や看護師への研修、そして、薬剤部や検査部など他の部局と連携して診療が行えるようにするための時間が必要なためとしています。
一方、産科については、当初の予定どおり、出産の際に必要となる設備を整えるため、診療を始めるのは、ことしの秋になるとしています。
県の公営企業管理局県立病院課では「より良い医療を提供するために準備期間が必要だと考えている。4月1日から開設されると期待されていた方も多いと思うが、他の病院と連携して問題が生じないように対応していきたい」と話しています。