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ページ更新時間:2008年03月28日(金) 12時44分
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■沖縄ノート訴訟「軍かかわった…」と訴え退ける
作家の大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」をめぐる裁判で判決です。沖縄戦で旧日本軍が住民に集団自決を強制したとされたことに対し、当時の戦隊長らが出版差し止めなどを求めていましたが、大阪地方裁判所は「軍が深く関わったことが認められる」として訴えを退けました。
この裁判は旧日本軍の元少佐、梅澤裕さん(91)ら2人が、大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」の記述をめぐり、大江さんと出版社の岩波書店に対し、出版差し止めと2,000万円の損害賠償を求めていたものです。
梅澤さんらは1945年の沖縄戦で、座間味島、渡嘉敷島の住民あわせて430人以上が集団自決したとされることについて、大江さんが「日本人の軍隊の命令によるもの」と記述したことに対し、「村の幹部が主導したもので、私は命令していない」と反論していました。
判決で大阪地裁は「日本軍が深くかかわったことが認められる」として元少佐らの訴えを退けました。
「最も強く感じたのは、裁判長が私の『沖縄ノート』を正確に読んでくださった。そしてこの判決を下された。それが最も強い感銘でした」(大江健三郎さん)
梅澤さんらは控訴する方針です。 (03/28 12:08)
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