作文No.15 アリスプロモ来日 |
新作「DIRTY DIAMONDS」の発売に伴い,アリス・クーパーが15年ぶりに来日!残念ながら来日公演ではないのだが,このプロモーションがうまくいけばアルバムが大ヒット→来日実現という図式となることは言うまでもない。しかし,今は80年代とか90年代初頭とは違って,洋楽番組が激減している。CDの売り上げ自体も減っているようだ。好きな曲だけを自由にダウンロードする時代。ネットは素晴らしいが,その分失われたものも少なくはないようだ。そんなことを考えながらアリスの来日を喜んでいた俺の許にレコード会社からのメールが。かいつまんで言うと,効果的なプロモーションをするためにはどうするべきか,日本のアリスファン代表である俺に助言を求めてきたわけだ 音楽番組への出演が妥当な線だろう。・・・しかし,今ある音楽番組って?「ミュージックステーション」がある。タモさんが「今日は海外からアリス・クーパーさんがいらっしゃいました。ど〜も〜。」とタモリ倶楽部の時では考えられないくらい低いテンションでアリスを紹介。特別なステージセットを作らせるほどの予算は組めないため,普通に登場。あの何とかという日本人が弾くギター曲に乗せて,アリス登場。タモさんの横に座る。タモさんもアリスどう扱っていいかわからないようで,「私と同年代なんですよね〜。」なんてどうでもいい話しかしない。アリスも普通に新作を宣伝するだけ。いよいよ歌う段になるわけだが,バックミュージシャンは日本人。明らかな口パクだ。昔,「スーパージョッキー」に出たBON JOVIが歌詞を間違い,口と音が全然違っていたことを思い出したが,アリスはそんなハプニングもなく淡々と仕事を終えた。 タモさん繋がりで「笑っていいとも」にも登場。最後の2〜3分のところだ。「今日は素晴らしい方がいらっしゃっています。アリス・クーパーさんです。」と紹介されて登場。しかし,出演者及び観客でアリスを知る者はいない。スタジオ内に微妙な空気が流れ,通訳のおばさんもアリスの言葉を「私の新作を是非聴いていただきたいと思っています。ありがとうございます。」とバカ丁寧に訳するだけ,アリスも困った表情。テレビを観ている一般市民に伝わったのは,スタジオの微妙な空気だけという最悪なパターンで終了。 「HEY HEY HEY」にも登場。しかし,アリスの偉大さをこれっぽっちも知らないダウンタウンが司会だ。一応,過去の映像も紹介されるわけだが,ギロチンで処刑される姿や蛇を扱う姿を見て,「いい年してこのオヤジ!」と日本語で突っ込まれてもアリスも困る。どうして俺がこいつらに頭を叩かれたの?俺ってビッグなのに・・・そんなアリスの哀しい顔だけが印象に残った。 いろいろ考えたが,いいものにはならなそう。かと言って,日本のメタルファンの前でアコースティックライブをやるのも変だし,握手会って柄でもないだろう。・・・・・・・・結局,プロモ来日なんてしなくてもいいな。 |
作文No.14 ブロンソン,遂にレコード会社からベスト盤製作に関する依頼を受ける!!!(号泣) |
こうやって,地道な活動をしてきてよかったと思う。遂に,遂に!!!!!この俺に「弊社では,アリス・クーパーの日本限定ベストアルバムを製作することになりました。会議の結果,ファンの声を最大限に取り入れたアルバムを製作することに決定し,種々の情報を検討した上で,ブロンソン様を選曲,編集担当としてお迎えしたく,本メールを送信させていただいた次第であります。」(原文まま)というメールが!!!!!!!!!!! もちろん,メールはもっと長い。時候の挨拶,俺の本名等を教えていただきたい,ライナーノートを依頼できるか,自宅に伺ってアリスコレクションを写真に収めてブックレットに使用しても構わないか等々,やっぱり一つの形あるものを作るのって,一朝一夕にはいかないんだなあと,ブロンソン26歳,社会勉強になっておる。 今月(平成15年7月)下旬,レコード会社の人が俺の住むところまでやってきて,正式に契約を交わすことになった。訳あって,金銭を受け取るわけにはいかないんだが,金の問題ではない。もちろん,金以外の要求は徹底的にするつもりだがな!まず,アリス本人のメッセージを書いてもらうつもり。しかも,俺への謝意を前面に!俺って悪いヤツだろ? 早速,選曲に取り掛かった。今回のベスト盤は,レコード会社を超えて収録しようというコンセプトなので,変な制約はない。さあ,第1案をここで紹介!皆さん,幸せだなあ!だって,こんな企画が進んでいるなんて,これを読んでいる人しか知らないんですぜ!発売された暁には,家族・恋人・友人・知人に「俺(私)はこれが出るず〜っと前から知っていたんだよね!」って自慢してもいい。 13〜15曲しか入れることができないという制約があるので,困難を極めた。しかし,現段階での構想を紹介しちまおう。1曲目は「BRUTAL PLANET」だ!次は「PUBLIC ANIMAL#9」だ!マニアック〜!さて,「GAIL」〜「ROSES ON WHITE RACE」へ。「UNDER MY WHEELS」「NO MORE MR.NICE GUY」「SCHOOL'S OUT」「DESPERADO」「WELCOME TO MY NIGHTMARE」だ!名曲連発!そして,「DIDN'T WE MEET」「DIE FOR YOU」「HOUSE OF FIER」と行き,「I AM THE FUTURE」だ!どうだ,このマニアックな流れ!最後を飾るのは,「STOLEN PRAYER」である! どうだろう,異論はあると思うが,コンセプトは「俺が喜ぶベスト盤」なので,これでOKなのさ!ああ,アリス!!!!!!さあ,皆さん,女房を質に入れてでも買わなくちゃならないアリスアイテムの登場ですぜ!!!!!! って,こんなことがあったら嬉しくて死んじまうだろうなあと思う今日この頃。今夜も酒を飲んでいる。 |
作文No.13 アリスとの出会い(完全版) |
作文No.1として,熱く語っている内容だが,もっと詳しく書いてくれという無数のメール(嘘)にお応えして,俺がどうやってアリスと出会い,こんなマニアになったのか,長々と語ることにしよう。1を参照しながら書くわけじゃないので,話がダブったり,食い違ったりするかもしれないが,細かいことは気にすんな! 俺がロックに目覚めたきっかけはGUNS N' ROSESだ。「USE YOUR ILLUSIONT」も当然買ったわけだが,このアルバムにアリスが参加していたことは,俺の人生を変えたと言っていい。あれがオジーだったらどうなっていたことか。とにかく,独特な声質のオヤジだなあと思い,早速,「HEY STOOPID」アルバムをレンタル。これがよかった。センチメンタルな俺は「MIGHT AS WELL BE ON MARS」辺りで号泣。すっかりアリスワールドの虜に。メタル&格闘技な友人に話したところ,「TRASH」の方がいいということなので,これは購入した。やっぱり「POISON」でしょ!この時点では,アリス・クーパーという人は,ポップな楽曲をクセある歌い方で歌う人,すなわちそれが「ショックロック」という何だそれ的捉え方をしていた。当時は,MCA時代の2作も普通に日本盤が手に入ったので,「RAISE YOUR FIST AND YELL」を購入。あれれ?メタルじゃないか。しかし,スラッシャーでもあったので,これもすんなり受け入れることができた。「CONSTRICTOR」も購入。これもよかった。 さあ,この時点で70年代に興味を覚えるのは当然のことだ。「悪夢へようこそ」を購入。最初は「?」って感じだったが,聴き込むとこれまた素晴らしい。ベスト盤を購入。更にアリスの素晴らしさを知ることになった。「BILLION DOLLAR BABIES」アルバムもよかった。小遣いを貯めて,「PRIME CUTS」を購入。嗚呼!!この時点で高校2年くらいかな?ちょっとここでストップしてしまった。ガンズのブート収集を始めてしまったからだ。94年になると,アリスの新作が発売されるという情報をキャッチし,再びアリス熱が高まった。 しかし,皆さん経験していることと思うが,アリスのアルバムってこの頃には店頭で見当たらなくなったのよね。困ったところだが,何とタワレコでビデオ「THE NIGHTMARE RETURNS」を発見!!輸入版なので,高校生でも手に入ったんだよね。もう,すっかりケツを蹴り上げられた俺は,「TRASH THE WORLD」も購入。コーラスのお姉ちゃんに恋をした。そこでタイミングよく「THE LAST TEMPTATION」アルバムがリリース。こういう時期に出会ったせいかもしれないが,前2作よりも好きになった。 この時点で高校3年生。「GOES TO HELL」アルバムに感激し,中古店で「SCHOOL'S OUT」「KILLER」を発見。順調なアリスライフだ。そして,受験直前にフロリダでの91年のライブを収めたブートビデオを購入した。こうなると止まらないわけだが,大学に入ると,色々と忙しいので,それまで買ったものを聴き込むだけで,新しいモノを求めることはなかった。第一,売ってないんですもの!現在もお世話になっているメタル専門店にもなかった。あまりに俺が淋しそうだったのだろう,店長さんは「FROM THE INSIDE」をダビングしてくれた。 大学3年になると,「A FISTFULL OF ALICE」がリリースされた。日本盤の発売が遅れたため,当然のように先に輸入盤を買った。これが悪夢の始まりだ。同じものを何枚も買うという無間地獄に足を踏み入れた瞬間だった。同時に発売してくれよ!!それはともかく,再びアリス熱に火が付いた俺は,70年代のアルバムを探した。まあ,なかなか見つからないんだが,その頃,札幌に2軒目のタワレコができた。そこにあったんだな!低迷中のアルバムまで!俺は肉体労働に励み,遂にコンプリート!! 順調に就職し,まずは例のボックスが発売。感激した。そして,俺は遂に危険な道へと突き進んだ!ブートを集めだしたのだ。ガンズ熱が冷めてきたことも一因だろうが,金にモノ言わせて買いまくり!!平行して,レコードも買い出した。危険!!既に持っているモノでさえ,何の疑問も持たずに買うようになった。インターネットを始め,日本には純粋なアリスのファンサイトがないことを知ると,もう止まらない。正確には知ってから1年以上経ってからだが,このサイトを作り出したわけだ。そして,ブートを買うという純粋なのか不純なのかわからない動機で東京に行ったり,ロックバーでアリスをかけて騒ぐような大人になった。 さあ,どうでしょう!こうやってアリスとの出会いを完全に記しておくのは,俺にとって意味があることだ。ああ,アリス大好き!! |
作文No.12 初心者向けアリス講座 | |
初心者に優しい「GO TO HELL」管理人ブロンソン的には,数あるアリスのアルバムをどんな順番で聴いていけばいいのか,レクチャーする必要を感じたわけだ。まあ,これはあくまでも俺の個人的意見なので,「そりゃないだろ,ブロンソン!!」とか,「いつまで飲んでるんだ!」とか,「顔だけはブロンソンそのものだね!」とか,「B級にも程があるぜ,ブチン!」とか言われるかもしれないが,んなことはどうだっていい。俺なりのアドバイスをここに記すだけだ。男らしい態度だろ? まずは,最新作「DRAGONTOWN」で行きましょう。これなら最近の若者にも大受けなこと間違いなし。ちょっと自信ないが。次は何だろう。アリス史上最大のヒット作「TRASH」あたりか。「DRAGONTOWN」とのギャップが激しいが,このポップなところもアリスの一面だ。さあ,次は「A FISTFULL OF ALICE」にしておこう。ここらあたりで,過去の名曲への興味を喚起するってわけ。おそらく,既に70年代への興味は最高潮に達しているはず。行け,「BILLION DOLLAR BABIES」!!もっと好きな70年代アルバムはあるが,初心者にはこれしかないでしょ。70年代をレクチャーしてしまえば,後は大丈夫。個人的な好みで,「GO TO HELL」「SCHOOL'S OUT」の連発だ。どっちもいいアルバムだからね。もうここら辺りでアリスの魅力の虜だろう,初心者も!!「HEY STOOPID」だ!「TRASH」の流れを継承しつつも,70年代的な要素もちょっぴりなこのアルバム。「どうして,これが売れなかったの?」だなんて,照れちまうぜ!さあ,アリスの真髄がわかってきたところで,「THE LAST TEMPTATION」に行こうじゃないか!影の名作を知ってしまえば,もう心配はない。MCA時代の2作品も見逃せない。既にアリスマニアへ一直線なはずだが,ここでダメ押し。アルバムじゃないが,「BRUTALLY LIVE」を見せちゃおう。もう完全にKOだあ! こうやって聴いてくれる人がたくさんいるなら,何の苦労もなく,アリスの来日公演が実現しているはずだわな・・・。 |
作文No.11 Alice Cooper Live in Japan for Bronson Onlyレポート | |
俺がアリスファンになってから,年に1回は考えることがある。今ではすっかり忘れ去られているかもしれないが,オジー・オズボーンが引退興行を行ったことがきっかけで,アリスの引退興行はどうなるのか想像してしまうのだ。つまらんことを考えるなって感じだろうが,考えているうちに楽しくなってくるんだな,これが!どんどん想像が進むにつれて,アリスの引退なんてどっかへ吹っ飛んでしまう。単に,他の人を完全に無視した,俺だけのためのセットリストになってしまう。どんな感じか,知りたいだろ?昨夜,眠れない夜を過ごした俺の頭の中で繰り広げられた「Alice
Cooper Live in Japan for Bronson Only」の詳細をここにレポートしておこう。 ショウは,「Brutal Planet」で始まった。へヴィなリフと共に,アリスがうつむき加減に,ステージ後方から階段を昇ってくる。バンドの演奏は素晴らしく,アリスは70年代と変わらないカリスマ性を放っている。続いて,「Triggerman」だ。そして,聴きなれない曲が。嗚呼!「I am the future」じゃないか!そして,「He's back」まで!ジェイソンが登場し,一暴れ。珍しい曲が連発され,ブロンソン失神。いや,失神しちゃいけない。耳かっぽじって聴きやがれ!!ジェイソンを退治したアリスの傍にヘンな女が登場し,アリスを誘惑。曲は「The Last Temptation」だ。そして,遂に登場!何年待ちつづけたことか!そう,「Stolen Prayer」だ・・・。クリス・コーネルがボーカル&ギターで登場。クリスがステージを去ると,不気味な旋律が!「Gail」だ!もちろん,「Roses on White Race」につながる。女性用下着と薔薇を手に,アリスも楽しそう。そして,「Dragontown」へ。曲の終盤,アリスはステージの下にス〜ッと降りていく。場内暗転。そして,フランケンシュタインが2人登場。妙な踊りを披露しているが,マスク,衣装を脱ぎ去ると,それはアリス!盛り上がる場内。曲は「Feed My Frankenstein」だ。そして,曲の途中でもう一人のフランケンも正体を披露。ロブ・ゾンビだ!ロブが去ると,スラッシュ登場。「Only Women Bleed」「Elected」を演奏。旭日旗を振りまくるアリス(危ないって)!曲が終わると,「ヘ〜イ,へ〜イ,ヘイ!」という掛け声が!覚えがあるその声に観客は沸き返る!!俺しかいないんだが。そう,オジーが登場。しかも,オジーだけじゃなく,途中でロブ・ハルフォードも参加。これは盛り上がる。そして,「Only My Heart Talkin'」のイントロと共に,スティーブン・タイラー登場!ジョー・ペリーまで!2人の熱唱に酔いしれた俺の足元には,ビールの缶が5本も転がっている。そして,場内が再び暗転。明かりがつかないまま,「Be My Lover」のイントロが。そして,ステージにライトがあたると,バンド時代のメンバーが勢揃い!!99年のお遊び再結成時とは違い,演奏もしっかりしている。「No More Mr. Nice Guy」「Desperado」「I'm eighteen」「School's Out」を披露し,本編が終了した。もちろん,アンコールを求める拍手が響き渡り(手を叩きすぎて,左手に痣ができる俺),アリス再登場。「House of Fire」だ!!何と,「Trash the World」でコーラスをしていたお姉ちゃんも当時と変わらぬ姿で登場!!個人的に最も盛り上がる。曲が終了し,アリスはこの日初めて,マイクに向かってしゃべり始めた。「サンキュー,ブロンソン。君の強烈なサポートに感謝する。君なしでは今回の公演は実現しなかった。あれだけブートを集めている君のことだ,おそらく,今日のライブも録音していることだろう。勝手に売って,儲けるがいい。しかし,覚悟してやることだな。俺はお前を踏みつける(Step on You),そして,踏み潰す。俺の車輪の下に!(Under My Wheels)」 曲はもちろん,「俺の回転花火」だ!何と,アクセル・ローズも登場!!照れつつも,スラッシュも登場し,ン年ぶりに2人が揃った!!盛り上がる場内!途中からは,今日参加したゲスト全員がステージに揃い踏み!俺は遂に失禁!!!!!!! 申し訳ない!夜中の2時にこんな妄想でニヤニヤしているような男で!ホントはもっとやってほしい曲がたくさんあるが,今日のところはこれで満足しておこうと思った。 |
作文No.10 HEY STOOPID | |
今まで,あえて言わないできた。俺が言うまでもなく,皆さんとっくにご承知なはずだからだ。しかし,未だにこの点について指摘してくる人はいない。もしかして,誰も気付いていないのだろうか。もし,そうだとしたら,大変なことだと思う。このサイトに来ているにも関わらず,この事実を知らずに一生を終えるとしたら,それは人生における大きな損失と言っても過言ではないだろう。 問題はHEY STOOPIDだ。この曲が好きだという人は多いだろうが,この曲を本当に理解している人がどれだけいるのだろうか。俺はそれが心配だ。そこで,老婆心ながら,重要な事実をここで指摘しようと思うわけだ。 この曲の日本語訳を確認してほしい。ここには大きな誤訳があるのだ。ちょっとした間違いならば,俺がここで指摘することはなかった。しかし,この曲の根幹に関わる大きな間違いがあるので,黙っていることはできなかった。さあ,衝撃の告発だ! 冒頭,アリスは「HEY, BRO」と歌い始める。ここの日本語訳はどうなっているのだろうか。「HEY,兄弟」となっているはずだ。ここが間違い。ここの正しい訳は,「おい,ブロンソン!」なのだ。もうわかっただろう。これは俺に対するメッセージソングなのだ。「BRO」というのは,「BROTHER」の短縮形というのが日本盤の解釈だ。しかし,これが間違い。「BRO」は「BROTHER」じゃなくて,「BRONSON」の短縮形だ。ここを間違うと,この曲を真に理解することはできない。この点を頭に入れて,再度歌詞を読んで欲しい。アリスが何を言わんとしているか,ストレートに伝わってくるはずだ。俺は「おい,馬鹿野郎」と言われている。 以前,このサイトでは歌詞を紹介していて,この曲も登場した。そこでも,「HEY,兄弟」と訳してただろ,お前!なんて言っちゃいけない!俺はあえて間違った解釈を使用し,皆さんの指摘を待っていたのだ。しかし,誰も言ってくれないので,自分で言っちゃった! どうか,俺を見捨てないで欲しい。 |
作文No.9 バラード | |
アリスは決して歌がうまいわけではない。歌唱力ではなく,個性で聴かせるボーカリストだ。アリスはどんな曲を歌ってもカッコいいが,ロマンチックな俺(?)としては,やはりバラード曲においてこそ,アリスの真の魅力が発揮されると考えている。どの曲を聴いても,その曲にまつわる女の子の顔が思い浮かぶ・・・。ようないい男だったら,苦労はしない。「目方で男が売れるなら〜♪」俺には寅さんの気持ちがよくわかる。 話がそれたが,果たしてどの曲が一番いいのか?こんなものは,俺が決める筋合いのものではなく,個人の感性だろう。決めるのは面倒だし。代わりに俺がバラードについて考えていることを書いておこう。 まず,俺は根が暗い人間なので(嘘),歌詞に多少なりとも影がないとダメ。「ベイベ〜,アイラビュ〜」的な能天気バラードもたまには悪くないが,能天気な歌詞はロックンロールでやってほしい。 次に壮大な曲調よりもシンプルなものを好む。なぜかここで,DAVID COVERDALEのソロアルバム「INTO THE LIGHT」を例に取るが,DON'T CRYよりもWHEREVER YOU MAY GOを選ぶというわけだ。 前の内容と重複するかもしれないが,サビでグワ〜ッと盛り上がる曲よりも,1回聴いただけじゃどこで盛り上がるのかもよくわからなくて,何度か聴いているうちにいつの間にか心に侵入していて,聴き込むほどに忘れられなくなるようなメロディを持つような曲の方が好き。もちろん,サビで少しは盛り上がってくれないと困るんだが。 この条件で考えると,STOLEN PRAYERなんてぴったり。やはり,この曲が一番好きなのだろう。EVERY WOMAN HAS A NAMEもかなりいい線行っている。お,結局は認定しているな。 今では知らない人の方が多いかもしれないが,このサイトでは,いくつかの曲を俺が翻訳して紹介していたのだ。歌詞を載せるのはいけませんというお達しがあり,泣く泣く削除したもんだが,どうやら原文を載せなければ大丈夫みたい。ここでひっそりと,しかも絶対に文句を言われないように曲の一部分の俺訳を紹介しちゃおう。 まずはSTOLEN PRAYERから。「俺はただ独り,ストリートを彷徨う」俺は酒に酔って自宅への道を彷徨うくらいだ。「言いたいことはすべて言い尽くした 失われた祈りの中で」この曲で繰り返されるフレーズ。俺の場合,趣味が多すぎて,いくら語っても語り尽くせない。 次はYOU AND MEだ。「俺とお前は映画スターじゃない。今の俺たちこそ本当の俺たちなんだ」以前の歌詞紹介でも,このフレーズに感動したことを強調していた。確かに素晴らしい。しかし,今の俺が本当の俺だったら嫌だなあ。本当の俺はこんな物欲大魔王ではないはず。俺にはまだこの曲は歌えない。 MIGHT AS WELL BE ON MARSに行ってみよう。「月へ行った方がマシだ。この声がお前に届かないなら」これは体のいい脅迫だ。「月に行っちゃうぞ!」なんていきなり言われたら,大抵の女は止めてくれるはずという計算が感じられる。・・・かなり意訳している上に,その解釈は無理矢理だろ,俺! ふざけるのはこれくらいにしておこう。これを書いている今日,改めて歌詞を読んでみたが,やはり素晴らしい。普段,特に洋楽を聴く場合,歌詞はほとんど気にしないという人も多いようだが,だまされたと思って,歌詞を読みながら聴いて欲しい。今までとは違った感動を得ることができるだろう。 ちなみに俺訳がある曲は,STOLEN PRAYER,HEY STOOPID,NO MORE MR. NICE GUY,YOU AND ME,DIE FOR YOU,FROM THE INSIDE,PRINCE OF DARKNESS,MIGHT AS WELL BE ON MARSだ。 |
作文No.7 リアルタイム | |
最近に始まったことではないんだが,もっと早く生まれていればよかったと思う。このサイトにもアリスを昔から聴いていたという人が来てくれるようになったけど,そういう人と話していて思うんだ。70年代のアリスはもちろん,他の様々なバンドについてもリアルタイムで体験したかった。まあ,いずれ俺も年を取って,若い人から「リアルタイムでガンズを聴いていたなんてうらやましい」って言われるようになるんだろうけど。俺の目標は,年を取ってからいい感じでロックを語れるオヤジになること。決して説教をたれるってことではなく,自分が聴いてきたアーティストを熱く語れるようになりたいんだな。しかも,話がおもしろいっていう感じだ。俺は様々なサイトを見ているが,中には60年代とか70年代をリアルタイムで過ごしてきた人で,当時のアルバムを思い入れタップリに語っている人もいる。そういうサイトがすごく好きなんだよね。俺もいつかはそんな感じで語れるようになりたいな。そんなことを思いながら,今日もアリスを聴いているわけだ。 |
作文No.6 海外ファンとの交流 |
アリス・クーパーファン増殖のため,俺は相変わらず活動を続けているが,あまり実らない。しかし,俺は諦めない。再来日公演が実現するまで,絶対に続けようと思っている。最近,この活動に加えて俺が熱中していることがある。それは海外のアリスファンとの交流だ。さすが欧米では大人気なアリス,根強いファンが多い。俺はまず,海外サイトへの書き込みをしまくった。とはいえ,掲示板がないサイトが多いし,サイト自体が2年以上更新されていないものもある(涙)。そして,某サイトの管理人から来たメールですごいものを発見した。それはメーリングリスト!おお,こんなものがあるのか!早速俺はYahoo!のIDを取得(japanesebronson/笑)して参加,恐る恐るメールを出してみた。すると来る来る,返信メールが!俺は完全にはまった。 メーリングリスト以外でも,海外の人との交流が始まっている。誰かは知らないが,俺のことを日本のビッグなアリスファンとしていろんな人に紹介したらしい。各国からメールが届いている。多いのは,物を交換しないかというお誘い。欧米の人にとって,日本盤は魅力あるらしい。帯やライナーノートがあるからね。2人に聞かれたのは,どうして日本ではアリスの人気が低いのか,エアロスミスやキッスは人気があるのにっていうこと。俺は全盛期に来日しなかったこと,日本で影響力の強い雑誌の編集者,評論家,DJにアリスが大好きな人がいないことが原因だと思うと答えておいた。間違いないよね!? とにかく,海外の人との交流は楽しい。英語は大変だけど。どんなバンドのファンであっても,ちょっと足を伸ばして海外のサイトを覗き,そこに集まる人と話してみるといいと思う。英語なんて多少間違っていても大丈夫だ。向こうは理解してくれるから。 俺の野望は,こうした交流を通じて日本に大ファンがいるということがアリスの耳に届き,コンタクトを持てること(笑)。しかし,冗談ではなく実現するんじゃないかと錯覚してしまうくらいの勢いだ,最近の俺は。 |
作文No.5 アリス・クーパーファン増殖計画 |
とにかく,アリス来日を願ってやまない俺は,パソコンが苦手なのにこんなサイトをやっている。デザインセンスのなさに嫌気が差すことも多いが,とりあえず続けるつもりだ。しかし,アリスファンを増やすためには,こんなサイトでボチボチやっていても仕方ないことは確かだ。もっと大きなところへ打って出る必要がある。 俺が始めたのは,洋楽番組にリクエストしまくること。しかも,毎回名前を変えている。しかし,メールアドレスは毎度同じなので,スタッフの方からするとほとんど嫌がらせに近いだろう。申し訳ない!今のところ,北海道の番組だけだが,これから日本全国の洋楽クリップを流す番組に襲撃三昧の予定だ。どこかかけてくれるだろ,さすがに。恐らく,映像を伴ってアリスを体験した人はインパクトを受け,中にはアルバム購入に踏み切る人も出るだろう。黙っていると,新作が出てもクリップが流れないんだから,うるさくリクエストしなくてはならん。俺はかなりの覚悟でこの布教活動を拡張していくつもりだ。 これは書かなくてもいいんだろうが,最近,レコードショップで目につくのは,邦楽ファンを対象に洋楽を推薦するコーナー。宇多田ヒカルのファンならこれ!とかいうヤツ。黙っていると,アリスが取り上げられるはずがないので,俺は店員の目を盗んでアリスのアルバムをそっと入れてきた(笑)。浜崎あゆみとかだとあまりにうそ臭いので,DRAGON ASH,MR.CHILDRENにアリスを挿入!ドキドキしたぜ!しかし,2〜3日後,覗いてみるとアリスのアルバムは撤去されていた。いや,もしかして誰かが買っていったのかもしれない。 とにかく,どんな活動でも俺はやるつもりだ。若いバンドなら,のんびりやってもいいのだろうが,アリスは50代だ。現役としての時間は限られている。これは時間との聖戦だ。俺の活動に心を打たれたなら,あなたも何かしてほしい。誰も心打たれないんだろうが。 |
作文No.4 ファンサイトについて |
世間で一定以上の人気があるミュージシャン,映画俳優のファン・サイトってほとんど見つかるもの。探してみて「ない!」という義憤に駆られて自分で作ってしまう人だっている。俺はこの度,アリス・クーパーのファン・サイト(のつもり)を作ったわけだが,実際に作業してみて感じたことがあるんだ。ファン・サイトってくらいだから,作成者にとって対象となっているミュージシャンは大好きであることが大前提。俺もそうだ。しかし,1番好きなミュージシャンのサイトを作るとは限らないんじゃないだろうか。 実は俺がそうなんだ。某バンド(最近復活,ヴォーカリストが激太り)が1番好きだった。いや,今でもそうかもしれん。俺とアリスの縁結びの神様でもあることだし。でも,サイトを作るという作業を通じてアリスが更に好きになり,某バンドに並んだんだ。このサイトではあえて,某バンドに関しては大きく取り上げるつもりはない。あくまで現時点の考えではあるが。でもな,兄弟,某バンドを語らせたら俺,すごいよ!アリスの比じゃないんだから。ブート(CD,ビデオ)の総数が尋常じゃないんです。シングルもたくさん持ってるし,各メンバーが参加した他のアーティストの作品も俺が知る限りでは全て所持している。学生時代は命懸けだった。生活のすべてを賭けていた。今でも彼らに関する情報が流れると異常な興奮を覚える。昔と今のバンドの姿を比較すると涙が流れそうになる。 でも,アリスにしたんだ。理由はわからない。天邪鬼な俺の性格もあるかもしれん。世間のサイト管理者がどうなのかはわからない。でも,1番好きというわけではないミュージシャンを選択した人はいるんじゃないかな。そして,いつの間にか彼らが1番好きになった人もいるんじゃないかな。この現象は「認知的不協和理論」によって説明することができる。面倒だからしねえけど。そう,俺は心理学の人なんです。意外でしょ?そこで,今後はアリス・クーパーを心理学的に分析するコーナーを設置!・・・ってな予定は全くなく,今まで通りにやっていきます。本を読んでいて,上に書いた現象について考えてしまったので書いてみただけ。以上! |
作文No.3 アリスと大物ミュージシャン |
この作文のタイトル,アリスが大物じゃないって言っていると誤解されそうだが,もちろんそうじゃない。アリス先生は完全無欠の超大物だ。俺が言いたいのは他の大物との関係のこと。ここ日本でのアリスの評価は低いわけじゃないと思うんだが,人気は低い。同年代で同ランクのバンドやミュージシャンと比較すると寂しい限りだ。何が違うんだ?俺なりに大考察しよう。ああ,たまにはまじめにやるぜ,俺だって。 まずはエアロスミス。現在,日本で最も人気がある洋楽バンドだろう。アルバムが出るとTVコマーシャルはやるし,日本だけで100万枚近く売るそうじゃないか。アリスはと言うと,10万枚も売っていないはず。エアロの魅力はいろいろあるが,バンド(特にスティーブンとジョー)の若々しさが素晴らしい。でも,アリスだって50過ぎには見えないぞ。あんなに無邪気な50代,他にいるか?まあ,燃える闘魂・アントニオ猪木の無邪気さも尋常じゃないが,アリスだってすごい。音楽性はそんなに違わないしなあ。アリスのほうがメタル寄りではあるが,エアロの音が受けてアリスが干されてるのはどういうことだ? 次はKISS。こちらはエアロ以上に共通点が多い。メイクとか演劇の要素が強いライブとか。伊藤政則はKISSはアリスの影響であれを始めた,みたいなことをどこかに書いていたが,さすがにそりゃ大げさでしょ。KISS独自に考えたんだとは思うが,アリスを見て,「これはいける!」って自分たちのアイデアに自信を持ったのは,多分間違いないだろう。でも,KISSはドームで公演を行うのにアリスは来日すらできない。どっちもわかりやすい音楽だし,チャート上ではアリスの方がいい成績を収めてるぞ,通算すると。KISSのライブの方が派手なことは認めるが,アリスは何と言っても元祖だ。同じ予算でステージを組んだら,アリスは絶対に負けない。 オジー・オズボーン。一般にはアリスとキャラがかぶっていると思われているんだろうが,オジーは本当に変人で,アリスはオフ・ステージでは常識人。アリスの場合,あれが演技だってわかっているから楽しめる。オジーの場合はホントにヤバイ人間ってことが売りになっている(はず)。でもな,キャラが強い二人だが,アリスはデビュー当時からほとんど変わってないのに比べて,オジーがあのキャラを前面に押し出してきたのは,ソロ転向後だろう。歴史違うってんです。それにパフォーマー,ヴォーカリストとしての現在の二人を比較するとアリスの圧勝だね。オジーはずいぶん衰えが目立ってるから。特にライブで。アリスは全然変わらない。 この3バンドと比較して,アリスの方が後進に与えた影響が劣るとは思えない。現在の実力,カリスマ性,どれも負けるわけがない。結局,70年代に来日公演をやってないのが,痛いんだろうな。90年代に入ってようやく「TRASH」のツアーで来ている。あれはあれで素晴らしかったんだろうが,ファンが観たい真のアリス・ショウとは少し違ってると思う。だから,これから数年が最後のチャンスだと思うんだ。アリス来日署名運動,誰か始めないかなあ。お前がやれって感じだが,俺,内気だし(嘘)。でも,ホントに来ないだろうか。来日したら俺は女房を質に入れてでも(?)観に行くことを宣言します。 |
作文No.2 俺がアリスになった日 |
俺はアリスに夢中になっていた。10代のギャルが好きな男子に夢中になるような具合に。そう,恋は盲目ってヤツさ。当時,俺は高校生だったんだが,年に1度の学校祭の日がやってきたわけだ。メインの仮装行列,俺が提案していた「グレーシー・トレイン」は当然の如く却下され,クラスのテーマは「七夕」になった。「そんなの俺には関係ないね!」とアナーキーな思いに駆られた俺は何かできないかと考えていた。しかし,何も思いつかないまま当日を迎えてしまった。クラスの女子が用意した衣装に身を包んだんだが,これでいいのか?俺の頭の中では?マークが点灯していたわけだ。あ〜,もう時間がないよ!焦っていた俺に友達がサインペンを渡し,「志村けんにして」と訳のわからないことを頼んできたのだ。「これだ!」そう思った時には俺は便所にいた。そして,キャップをはずし,目の縁にアリスメイクを敢行!完成し,「お〜,アリスじゃん!」と一人喜ぶ。まあ,バリバリの体育会系であるため,頭は角刈りなんだが,そんなことはどうでもいい。便所から見た俺を見た人は皆,びっくりしている。中には笑っているヤツもいたが,そんな輩にはベイダーアタックをお見舞い。そして,外に出て約1時間歩いた。それはもう,最高の気分だった。夢を見ているような時間が過ぎて俺は再び便所に入り,娑婆人に戻ろうとした。タオルでゴシゴシ。ん?????取れねえじゃねーか!あわててサインペンを確認すると,油性。馬鹿野郎! なんてことだ。石鹸を塗ったくり,フルパワーで目の周りをこすり,ようやく取れたわけだ。家に戻った俺を見て,親が言った。「どうしたの,その目?」そう,俺の目の周りは真っ赤になっていたのさ。でも,俺に何と言える?黙って自室にこもり,「悪夢へようこそ」を一人聴いたんだ・・・。 学校祭。それは,なぜかカップルが増えてしまう,青春!って感じの行事だが,その日,俺は確かにアリスとカップルになったはず。一体になったと言ってもいい。しかし,世の中は甘くないもので,俺は悪夢を見てしまった・・・。恐るべし,アリス!大ファンの俺にさえも容赦なく悪夢を見せ付けるんだから! |
作文No.1 アリスとの出会い |
俺がアリスと出会ったのは,GUNS N'ROSESを通してだった。メンバーの好きなアーティストとして知ったわけだ。特にスラッシュがアリスを敬愛していた。後にBURRN!にアリスのTシャツを着た姿が写っていたっけ。そして,当時の最新作「HEY STOOPID」を購入,じゃなくてレンタル。当時は金がなかったんだ。そして・・・,俺は完全にノックアウトされた!なんてかっこいいんだろう。それまで,GN'R,METALLICA,MOTLEY CRUE,SKID ROW,BON JOVIあたりを聴いていた純情メタル少年の俺に,アリスの独特なだみ声は強烈なインパクトを与えた。この感激をどうしてくれよう?俺は学校のメタル仲間に話してみた。「おお,アリスか。アリスだったら前のアルバムの『TRASH』の方がいいぞ。」あれれ?コイツ,アリスのこと知ってるんだ。さすがKISSマニア!とにかく今度は「TRASH」を購入してみた。1曲目から素晴らしい楽曲の連発に俺も失禁を免れなかった(嘘)。これで完全にアリスの虜になった俺は,MCA時代の2作品,「悪夢へようこそ」,「BILLION DOLLAR BABIES」・・・という具合に次々にアルバムを聴いていった。すっかりアリスにとりつかれてしまい,ノートや教科書,学校の机にアリスのイラストを描きまくっていったわけさ。多分,俺はアリスのイラストを日本で1番描いていると思う。だって尋常な数じゃなかったんだから!B4のプリントの裏いっぱいに200以上描いたこともあったしね。誰か俺を超える人がいたら連絡ください。数でダメなら質で勝負します(?)。 |