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イラク死者、3日間で100人超 マフディ軍掃討作戦で

2008年03月28日06時52分

 イスラム教シーア派の反米強硬指導者、ムクタダ・サドル師の民兵組織マフディ軍の掃討作戦を進めるイラク治安部隊と駐留米軍は27日、中部クートでマフディ軍と衝突、AFP通信によると、民兵40人と警官4人が死亡、75人が負傷した。

 25日に始まった掃討作戦の死者数は民間人を含め27日までで100人を超え、負傷者も数百人に達している。戦闘は中南部の複数の都市に拡大。昨年後半以降に改善していたイラクの治安は大きく悪化している。

 南部バスラでも27日、地元警察関係者の車列に爆弾を積んだ車が突っ込み、警官3人が死亡。石油のパイプラインが何者かに爆破された。

 バグダッドのサドルシティーでは同日、サドル師派の住民が、マリキ首相に対する抗議集会を開き、「マリキは米国の使者」「政府を去れ」と叫ぶなど緊張が高まった。

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