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西和賀町立沢内病院:院長に鈴木氏 2年近くの不在解消--来月から /岩手

 西和賀町沢内の町立沢内病院長に、4月1日付で、秋田県北秋田市の公立米内沢(よないざわ)総合病院の鈴木紀行院長(59)が就任することが27日決まった。沢内病院は06年6月に当時の院長が退職してから2年近く院長不在が続いていた。

 鈴木院長は東京都出身で秋田市在住。31日付で米内沢総合病院を退職する。約3カ月は臨床研修を受けながら週1回診察し、その後、常勤する予定。内科を中心に診察する。

 06年の院長退職後、西和賀町は院長探しに務めていたが、今まで2度失敗している。現在、沢内病院にはいずれも自治医大出身で県派遣の藤井大和院長職務代理者(30)と、佐藤俊郎医師(29)の2人の医師がいる。鈴木院長が常勤し次第、1人は別の病院に移る。

 沢内病院は1954年開設の町唯一の病院。60年に全国に先駆け老人医療費を無料化した旧沢内村の「生命尊重」の理念の中核施設。【石川宏】

毎日新聞 2008年3月28日 地方版

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