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最高懲役15年、飲酒厳罰化法案を提出へ 民主議員

2006年09月20日15時17分

 「交通事故問題を考える国会議員の会」事務局長で民主党の細川律夫衆院議員は20日午前、飲酒のうえのひき逃げ事故に対する罰則を厳しくする法案の概要をまとめ、民主党の内閣・法務合同部門会議に提出した。今秋の臨時国会で提案を目指す。

 細川議員らによると、法案の概要は、衆院法制局と協議し、作成。その中で(1)飲酒をして事故を起こし、人を死傷させ、その後、救護義務を果たさずに逃げたことを構成要件とする罪を道交法の中に新設し、法定刑を懲役15年とする(2)酒を飲んで自動車を走行させ、業務上過失致死傷罪を犯した場合、刑法の中に「飲酒交通業務上過失致死傷罪」を新設、法定刑を懲役10年とし、道交法違反(ひき逃げ)罪と併合すれば最高懲役15年となる――の二つが検討されている。最終的にはこれを一つに絞り込む方針だ。

 現在の法律では、飲酒のうえのひき逃げは、危険運転致死傷罪が認定されれば最高で懲役20年、道交法のひき逃げが加わると最高25年になる。危険運転が認定されなければ、業務上過失致死傷罪と道交法違反(ひき逃げ)などで最高でも懲役7年6カ月の刑となる。同議員は「危険運転が認定された場合とそうでない場合の開きが大きすぎる。懲役15年には引き上げたい」としている。

 民主党がインターネットで昨年、一般市民に政策を公募、名古屋の市民がひき逃げの厳罰化を求め、提案したのを受け、法案具体化の作業を進めてきた。

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