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【静岡】

菊川と御前崎の公立病院が 医療連携で協定締結

2008年3月28日

協定書に署名する(右から)大橋院長、石原市長、太田市長、村田院長=菊川市の市立総合病院で

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 菊川市立総合病院(村田英之院長)と御前崎市立御前崎総合病院(大橋弘幸院長)は27日、医療連携と協力に関する協定を締結した。医師不足を補うため、公立病院同士で幅広く連携する。同様の協定は磐田市と森町などでも行われている。 (中野吉洋)

 両院長と太田順一菊川市長、石原茂雄御前崎市長が菊川市立総合病院で調印式に臨み、協定書に署名した。

 中東遠の中核病院としての役目を担う両院は、車で約20分という近さを生かして2006年度から医師を定期的に派遣し、相互に外来診療を補ってきた。協定の締結で機能分担や協力態勢をより進める。

 協定は▽外来診療や救急医療、周産期医療など医療面での連携・協力▽症例検討会、院内研修会など相互理解を深める学術交流や職員研修−が主な内容。

 太田市長は「市域のバリアーを取り除き、患者本位で両院がカバーし合うことは意義がある」と評価。石原市長は「さらに地域に密着した病院となるための協定だ。両院が良くなるには、締結した後が大切」と話した。

 現在、御前崎から菊川へリウマチ科医師が月2回、脳神経外科と産婦人科医師が週1回派遣されている。菊川から御前崎へは月2回のスポーツ外来医師に加え、4月から消化器内科と泌尿器科医師の派遣が週1回新たに始まる。

 

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