川崎重工業子会社のカワサキプラントシステムズ(神戸市)は27日、有害化学物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理を手掛ける日本環境安全事業(JESCO、東京・港)からPCB処理施設の増設を受注したと発表した。総工費は262億円。2010年8月までに施設の設計から施工を終え、試運転も担当する。
PCBを高熱で無害化する「プラズマ溶融炉」を中核とする年間処理能力2000トンのプラントを北海道室蘭市にあるJESCOの施設に納入する。プラズマ溶融法によるPCB処理施設の商用運用は国内で初めて。(21:43)