パリ・オペラ座バレエ団名古屋公演
世界最高峰のバレエ団が来日!5月29、30日 愛知県芸術劇場大ホール
【社会】2万人に他人や空白の記録 年金特別便で個人情報漏れ2008年3月28日 05時11分 社会保険庁は27日、誰のものか分からず「宙に浮いた」年金記録約5000万件の持ち主さがしのため送っている「ねんきん特別便」で、全国の遺族年金の受給者1万9827人に、年金加入履歴欄に他人のデータを印字したり、履歴欄が空白のまま送付するミスがあったと発表した。 このうち他人のデータを印字したのは9909人分。データは勤務先名と加入期間に限られ、氏名や住所などはなく持ち主を特定できないものの、個人情報の一部が他人に漏れたことに批判も出そうだ。 社保庁は28日、謝罪文を同封して特別便を発送し直す。経費は約500万円。郵便事情によっては、再送付分が届くのは4月にずれ込む地域もありそうで「3月末までに名寄せを完了し、記録が結び付く可能性が高い人に特別便を送り終える」との政府公約が一部達成できない可能性が出てきた。 社保庁は「印刷業者にデータを渡す際、データ処理に関する注意喚起が不十分だった。ミスの責任は当方にある」としており、関係職員の処分を検討する。他人のデータを間違って記録統合した事例はないという。 ミスがあったのは19日に発送した約280万通の一部。履歴欄に他人のデータを印字したほか、9918人に対しては履歴欄が空白だった。いずれも死亡した人の配偶者ら遺族に対し、死亡者の加入履歴を通知する内容。他人のデータは、正しいデータの下に付け加わる形で記載されていた。 問題の特別便を受け取った人からの指摘を受け社保庁が調べていた。 (中日新聞)
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