気象庁は二十六日から、竜巻の発生が予想される地域に注意を呼び掛ける「竜巻注意情報」の発表を始めた。鳥取県内では、鳥取、倉吉、米子、八頭、日野の地域ごとに発表する。
昨年三月三十日に米子市内で竜巻とみられる突風が発生し民家などが被害を受けたほか、四月四日には鳥取沖の日本海で竜巻が観測されるなど、竜巻被害が各地で相次いでいるためで、一時間以内に竜巻の発生が予想される場合に、その地域に注意情報を発表する。
竜巻は、発達した積乱雲の内部に強い上昇気流が起きることで発生する。山陰地方では、冬場から春先にかけて海上で発生しやすいという。