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河川敷の土中で男児死亡 穴掘り遊び中埋まる?
27日午後8時ごろ、大阪市東住吉区矢田の同市環境事業局職員、小川浩一さん(41)の長男で市立矢田小6年、成樹(せいじゅ)君(12)が帰宅していないと、家族から110番通報があった。東住吉署員などが付近を捜索したところ、約3時間後の午後11時10分ごろ、自宅から北西約200メートルの大和川河川敷の土中に埋まっている成樹君を発見。成樹君は病院に搬送されたがまもなく死亡が確認された。成樹君は穴を掘って遊んでいたといい、同署は事件と事故の両面で捜査、遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。
調べでは、穴は深さ約180センチ、幅約70センチ、長さ約140センチの楕円(だえん)状。成樹君は発見時、うつぶせで倒れていた。現場は河川敷のグラウンド近くののり面に掘られた穴で、成樹君の体には土が軽くかぶさっていたが、周囲の土が自然に崩れ落ちた可能性もあるという。
同署によると、成樹君は午前9時ごろ、弟(10)と自宅を出て河川敷に行き、スコップで穴を掘って遊んでいたという。弟は約1時間後にいったん自宅に戻り、約20分後に穴の場所に戻ったが、成樹君の姿はなかったという。
現場は近鉄南大阪線矢田駅の南約1キロ。