【北京・浦松丈二】チベット暴動を報じる米CNNテレビなど欧米メディアの姿勢を「偏向報道」と批判するウェブサイトが中国で開設された。中国外務省の秦剛副報道局長は27日の定例会見で「職業道徳に背いた報道に与えられた自発的な非難、批判だ」と支持した。
サイトはIT(情報技術)企業を経営する23歳の中国人男性が開設。ある欧米メディアが報じた写真で、チベット人らしき群衆を警棒で殴っている警察官がネパール警察の制服を着ているのに、説明が「中国軍」となっている事例などを紹介。開設5日間で20万件以上のアクセスがあったという。
アドレスはhttp://www.anti-cnn.com
毎日新聞 2008年3月27日 22時55分