書き手には、ゲームの『CRIMSON ROOM』の存在すら知らなかった方もかなり多く、これはむしろ嬉しいことだ。
プロの書評家の方々へ本が届くのは、まだ先のことになるだろう。
厳しい評価が下されることと思う。
そんな中、とても嬉しいのは、担当編集者でもある高橋編集長の言葉だった。
軽々しいお世辞などは言わない方なので、これは過分なお褒めの言葉として、素直に受け取っておきたい。
*と、書いているところにちょうど、電話をいただいた。
厳しい評価が下されることと思う。
担当編集者よりひと言 | |
著者の高木敏光さんに初めてお会いしたのは、昨年6月のこと。数ページのサンプル原稿を片手に、高田馬場にあるウチの会社にひょっこりと現れました。 一読して頭に浮かんだのが、私が敬愛してやまない江戸川乱歩先生。文体が似ているというわけではないのですが、行間から立ち上ってくる湯煙のようなものが、同質に感じられたのです。 「ぜひ、ウチで出させてください」とその場で懇願。 以来、本が出来上がるまで、会社内はもちろん、電車の中で、自宅のソファで、時には温泉旅館で、400字換算およそ900枚の大部な原稿をいったい何度読んだことか。こんなに夢中になって読み続けたのは、もちろん作品がおもしろかったから。 読み出したら止まらない、この春おすすめの一冊です。 http://www.sunmark.co.jp/01/korekara/frame_index.html |