Re: ティー・タイム M ( No.1 ) |
- 日時: 2007/10/29 02:12
- 名前: 蒼志
- あとがき
随分と2人のキャラが違うようですが…すみません。
人間、一度はとんでもなく強運が続く時があります。そして、ハイテンション状態になります。しかし、それが終わったとき、激しく後悔します。 私もそうでした。
そんな状態のハヤテを書きたかったってだけです。 翌日、とんでもないことを仕出かしたことに気付き、全力で土下座したハヤテ。
私の場合、友達に奢りまくって所持金が底をつきました。
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。 ご意見、ご感想、誤字、脱字等ありましたらお知らせください。
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Re: ティー・タイム M (一話完結) ( No.2 ) |
- 日時: 2007/10/30 21:00
- 名前: 月天心◆iQyNB3uVx5E
- 参照: http://hinayume.net/hayate/subnovel/read.cgi?no=1526
- 初めまして。月天心と申します。
マリア中心という事なので読まさせてもらいました。
あの不幸なハヤテが何も起こらないのはハヤテにとっては嬉しいでしょうね。 そして、ハヤテが紅茶を。 紅茶を飲みすぎて舌が火傷したマリアの顔まで顔を近くまで近かずけて診るハヤテ。 マリアは目の前にハヤテの顔があって赤面、そりゃ赤面しますねw それにしても…、ハヤテはまさか… 中盤から夢オチかな〜、と思いましたが、本当にあの一連が起こっていたとは。 翌日のことって、マリアのツンデレとか?w(ぇ
読んでてついニヤけてしまいましたw(ぁ これからも頑張ってください。 それでは。
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Re: ティー・タイム M (一話完結) ( No.3 ) |
- 日時: 2007/10/30 23:13
- 名前: 蒼志
- 月天心さん
感想ありがとうございます!!
>読んでてついニヤけてしまいましたw(ぁ 私はこの感想を読んでニヤけてしまいました。 なにしろ、初めて小説を書いたものでして…こんなものでいいのか? と不安だったんですよ。 月天心さん。感想、誠にありがとうございました。
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Re: ティー・タイム M/S (一話完結2本) ( No.4 ) |
- 日時: 2007/11/02 23:43
- 名前: 蒼志
- どうも〜 道を知っていることと、実際に歩くことは違う! 蒼志です。
え〜、当初の予定では、新たにスレッドを立ち上げるつもりでしたが、なんだか他の方に迷惑そうだなぁ、と思ったので、一話完結型の短編集として此処を使うことにしました。 あらすじ検索では引っかかりにくいかもしれないな。 もし、「こうした方がいいよ」というのがあれば、教えていただけるとありがたいです。 ではでは、2作目。 今回は咲夜メインです。
※筆者は関西人ではありません。作中の会話文に不審な点があるかもしれませんが、ご了承ください。
―――――――――――――――
ティー・タイム S
―――――――――――――――
とある日の午後。三千院家に仕える高校生執事は全ての授業を終え、ひとり帰路についていた。 本来ならば、三千院家のお嬢様と共にいるはずなのだが、いかんせん彼女はアレ気味なのである。流行に敏感なのだ。 それはさて置き、そんな何でもない日のこと。
「う〜ん…何か効果的な方法はないかな〜」
ハヤテはどうにかナギのアレを治すために、良い方法はないかと悩みながら歩いていた。 あれでも以前よりは学校に行くようになったのだが、ナギには学校の楽しさがいまいち、理解できないらしい。 いや、ただ単にゲームやらアニメやらマンガやらに時間を費やしたいだけなのかもしれないが…
「おっ、なんやハヤテやないか」
そんな主の、ある意味病気を治す手段を考えていると、前方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「咲夜さん」
顔を上げると、ナギの数少ない友達である愛沢咲夜が、珍しく普通に登場した。 制服姿であることから、帰宅途中であることが窺える。
「こんにちは、学校帰りですか?」 「おう…なんやナギはおらんのか?」 「ええ、いつものアレでして」
苦笑しながらハヤテは答える。
「相変わらずしょうもないやっちゃな」 「ははっ……」
笑うしかないハヤテであった。
「まぁ、ここで会ったのも何かの縁や。ウチが奢ったるから一緒に茶でもどや?」 「えっ、悪いですよ。奢ってもらうなんて」 「よっし、ほな行こか〜」
ハヤテの反論を無視し、咲夜は強引に腕を取って歩き出した。 彼女も相変わらずのようだ。 同じ大金持ちのお嬢様だというのに、ナギとは正反対で活発な咲夜。 少しでも見習わせたいと思いながら、ハヤテは早々に帰宅することを諦め、咲夜に従って歩き出した。
「いらっしゃいませ〜」
やってきたのは、ごく普通の喫茶店。 2人が適当な席に着くと、ウエイトレスが水の入ったグラスを2つ運んできた。 中高生が喫茶店に入っていいのか? 基本的にはダメです。
「ほら、何頼んでもええで」 「いえ、咲夜さんがお先に選んでください」
メニューを手渡しながら、満面の笑みで懐の大きさを見せる咲夜。 しかし、ハヤテは奢ってもらう手前、先にメニューを見ることは気が引けた。
「ええよ、ウチはもう決めとるから」 「えっ、だってメニュー見てないですよね?」 「ん? ああ。ウチ、ここしょっちゅう来とるんや。いつものやつで通じるで」 「そうだったんですか…」
どうやら、咲夜はこの喫茶店の常連らしい。 「いつものやつ」で通じる程、同じメニューをオーダーしている。と、言うことは、さぞかしお気に入りのメニューがあるのだろう。 ハヤテはそれに興味を惹かれた。
「じゃあ、せっかくなので、咲夜さんと同じもので」 「ん? さよか…でも、ハヤテの口に合うかどうかは保証せえへんで」 「望むところです!」
普通の喫茶店なのだから、そんなに覚悟するほどの品が出てくるとは思えないのだが………まぁ、その場のノリだろう。 気合い十分なハヤテであった。
結局、注文を取りにきたウエイトレスに「いつものやつ2つ」と告げた。
「さっきから気になっとったんやけど……それ、どうしたん?」
咲夜はハヤテの額を指差した。 そこには傷こそないものの、結構な赤が差している。
「えぇっと…なんでもないですよ。ちょっとぶつけちゃっただけです」 「なんや、また何か不幸な目にあったんか?」 「あ、いえ…今回は自業自得と言うか…なんというか…」
ゴニョゴニョ言いながら、ハヤテは咲夜から視線を外した。 明らかに何かあったのだろう。彼の正直な性格ゆえ、そのくらいは簡単に見抜くことができた。
「ほ〜う」
何だが面白そうな空気を感じた咲夜はニヤリと笑う。 口を割らせるため、口撃を開始しようとした。 その時、
「お待たせしました〜。セイロンがお2つと、レアチーズケーキお2つになります」
ウエイトレスがタイミングよくやってきた。
(助かった) (チッ)
ハヤテは安堵、咲夜は心の中で舌打ちした。 そんなことを知る由もないウエイトレスは、咲夜曰く「いつものやつ」をテーブルに並べた。
「ありがとうな〜」 「ふふっ…こちらこそ、いつもありがとうございます」
「いつも」ということは、このウエイトレスは咲夜を知っているらしい。 しょっちゅう来ているというのは本当のようだ。
「でも…驚いたわ〜。咲夜ちゃんが彼氏連れてくるなんてね〜」 「「なっ!!!」」
ウエイトレスの一言により、ハヤテと咲夜は同時に驚きの声を上げた。
「彼氏ちゃうわ! 友達や! ともだち!!」 「そ…そうですよ!」
2人は必死に反論する。 もっとも、咲夜の場合、頬を紅潮させながらのため、説得力に欠けているのだが。
「ウソつかないの。なかなかお似合よ〜」
更にウエイトレスは言い放つ。
「お…お似合い………」 咲夜は先ほどよりも更に頬を紅潮させ、遂に俯いたまま何も言えなくなってしまった。 まぁ、少なからず好意を寄せている男とお似合いと言われれば、こうなってしまうのは不思議なことではない。 ウエイトレスもそんな咲夜の胸中を察しているのだろう、優しい顔で微笑んでいる。
が!!
(ま…まずい!! 咲夜さんの怒りが臨界点を突破しそうだ! なんとかしなくては…)
ここに、間違った解釈をし、状況を悪化させようとしている執事がひとりおったそうな。 やめておけばいいものを
「全然違います! 僕が咲夜さんの彼氏なはずないじゃないですか!」
彼が導き出した最善の方法は、彼氏を全力で否定することだった。
「あら、そうなの?」 「そうですよ、ありえません! 信長がホトトギスを殺さないくらいありえません!! それに…」
ハヤテは額に汗して全力で否定を続ける。そこまで否定する必要はないだろうに。 その熱弁を聞きながら、やはり咲夜は黙って俯いたままであった。 しかし、先ほどとは纏っているオーラが違う。ダークサイドだ。
(そんなに否定せんでもええやないか!!)
どうやら、今度は本当にお怒りのご様子である。
「まっ、そういうことにしておきましょうかね〜」
絶対に信じてないんだろうなあ。と思いながらも、ハヤテはそれ以上弁解することをやめた。
「それではごゆっくり」
いろいろあったのだが、何事もなかったようにウエイトレスは一礼し、去って行った。 その後ろ姿を見送り、ホッと一安心するハヤテは咲夜に向き直る。
「よかったですね、咲夜さん。一応は納得してくれたみた―」
そこでハヤテは初めて気づいた。咲夜から立ち上る可視状態の黒いオーラに。
「あ…れ?」
先ほどよりも嫌な汗が体中から噴き出す。
(手遅れだったのか…)
一度思い込んだ事は、そう簡単に修正することができない。 加えて、鈍感なハヤテには、絶対に彼女の怒りの理由に気づくことはできないだろう。
「そうかそうか、そないに借金執事はウチの彼氏に間違われるんが嫌か」
俯きながら話す咲夜。 表情を窺うことはできないが、その声にはあきらかな怒気が含まれていた。
「い…いえ、そういうわけでは……」 「……………」
俯いたまま、今度は何も話そうとしない。 やはりその表情は、窺うことができないが、怒っていることは明白である。 さすがのハヤテでも、それは分かった。
「と、とりあえずお茶も冷めちゃいますし、いただきましょう!」
この空気を変えるべく、ハヤテが動く。 とりあえず、紅茶を一口飲んでみた。
(あっ…これ、すごく美味しい)
独特の香りと、刺激的な渋みが口の中いっぱいに広がっていく。 ストレートで飲んだため、紅茶本来の味が良く引き立っていた。
「わ、わぁ〜、これ美味しいですね〜」
どうにか咲夜の機嫌を直そうと紅茶を褒めるハヤテだったが、その口調は随分と芝居がかったものになってしまった。 おそらく、焦りからだろう。 しかし、それは彼の素直な感想。
「……………」 「……咲夜さん?」
呼びかけに対しても、やはり咲夜は答えない。
(まだ怒ってるのかな?)
当然だ。 そんなことで機嫌を取れるほど咲夜は子供ではない。いや、それでは子供の機嫌すら取れないだろう。 ハヤテは彼女の様子を窺うも、その表情を見ることはできない。
(そんなに…否定せんでも……)
見方によってはフラれたも同然だ。
その時、咲夜の前に置かれている紅茶の表面が、一粒の雫によって揺らいだ。 それは明らかに咲夜から零れ落ちたもの。 いつの間にか彼女の怒りは、悲しみに変わっていた。
「うっ……くっ…」 「さ、咲夜さん?!」
次々と広がる波紋を見て、ハヤテは青ざめた。 しかし、こんな時にどうすれば良いかなど、今の彼に分かるはずもない。
「あの…咲夜さんどうして泣いて…」 「うっ…泣いて…な……」
嗚咽まじりに言葉を紡ぐ咲夜。
ハヤテは、成す術なくオロオロする。 しかし、自分が泣かせたことは明白だった。ここは自分が何とかしなくてはならない。
「咲夜さん。僕が何かしたなら謝ります。何でもしますから―」 「ハヤテは…」
しかし、咲夜は震える声で、ハヤテの言葉を遮った。
「ハヤテは、ウチの……彼氏と思われるんが…そない嫌か?」 「っ! 嫌なはずないじゃないですか!」
強い否定の言葉。 ハヤテの声に驚き、咲夜は思わず顔を上げる。 その衝撃で、頬に涙が伝った。
「っ!」
涙を見たハヤテは、心を痛ませながらも続ける。
「嫌なわけではありません。でも…僕なんかと間違われると、咲夜さんに迷惑かと…」
その言葉を聞き、咲夜の表情が和らいでいく。 自分のことを気遣ってくれていた。 安堵と喜悦、その両方が咲夜の心を暖める。
「そうか…嫌やないんか」 「当たり前です! むしろ光栄ですよ!」
勢いでなんてことを言い出すのだろう。 咲夜は頬を赤に染め、目を見開いた。
「そう…か………そうか…」
赤くなった顔を隠すため、再び顔を俯かせる。 しかし、その表情は明らかな喜色に染まっていた。
「どやっ、美味いやろ!」
この話はここまでとでも言うように、咲夜は涙をぬぐい、パッと顔を上げて笑顔で感想を促す。
「えっ…あ、はいっ。とても美味しいですよ!」
ハヤテもそれを察したのだろう。 何事もなかったように、こちらも笑顔で返した。
少し温くなってしまった紅茶と、少し乾いてしまったケーキ。 しかし、それは2人にとってとても美味しく感じられた。
「あっ、そや…ハヤテ。さっき自分が言うてたこと、覚えとるか?」 「えっと……すみません。なんでしたっけ?」
いろいろ言ったような気がする。 咲夜が何の事を言っているのかハヤテには分からなかった。
「ふふふふ……確かに言ったで〜、『何でもしますから』ってな」 「……………あ゛っ」
『咲夜さん。僕が何かしたなら謝ります。何でもしますから…』 そう、確かにハヤテは言っていた。 あんな状態でも、しっかりと覚えていたのが咲夜らしい。
「そ…それはそうですけど……僕ができる範囲でお願いしますね」
言ったのは自分だ。 ハヤテはビクビクしながらも、素直に従うことにした。
「ふっふっふ、そうやなぁ…」
不敵に笑い、思案する咲夜。 身構えるハヤテ。
「来週の日曜……ウチとデートしてもらう!!」 「………はっ?」 「な、なんやー!! そのリアクションは! い…嫌なんか?」
段々と語尾が小さくなっていく咲夜。 堂々とデートという単語を発してしまい、尚且つ薄いリアクションで返されたため、急に恥ずかしくなってきたのだった。
「あっ、いえ…もちろん、喜んでお供させていただきます!!」
喜びに満ち満ちた顔で答えるハヤテ。 内心、「大爆笑させろ!!」とか、無茶な要求をされると思っていたハヤテは、盛大に喜んでいた。 もちろんその喜びは、デートだからではなく、無茶な要求ではなかったという、安堵から来ていたものなのだが。
「あ……う、うん」 (なんや、そない嬉しいんか…)
ハヤテの答えに赤くなりながらも嬉しそうな咲夜であった。 結局、どちらも勘違いしたままである。
「じゃあ、約束やで!」
「ありがとうございました〜」
店を出る頃には、すっかりいつも通りの2人に戻っていた。
「今日はありがとうございました。すっかり御馳走になっちゃって」 「気にすんな気にすんな…ウチが強引に誘ったわけやし」
確かに、その通りであった。
「あら? ハヤテさまと…咲夜?」
その時、自分たちの名を呼ぶ、おっとりとした声が聞こえてきた。
「あっ、伊澄さん」
ハヤテが振り返ると、見慣れた和服姿の少女がそこに立っていた。 見たところ一人である。
(う〜ん…何か違和感があるなあ…)
恐らく、伊澄が一人で街中にいるからだろう。ハヤテはそう結論付ける。
「どうしたんです? こんなところで……しかもお一人で」 「ええ、ナギのところにいたのですが…」 「えっ? いらしてたんですか?!」 「はい…それで、家に帰るつもりで歩いてたんですけど、いつの間にかこんなところに…」 ((やっぱりか))
ハヤテと咲夜の心の声がシンクロした。
「しゃあないな、ウチが送ったる。ハヤテは早よ帰り」 「えっ、でも…」 「ええから、早く帰らんとナギが心配するで」 「………それもそうですね」
確かに、喫茶店に寄ったため、結構な時間が経過していた。 あのナギのことだ。すでに不機嫌になっているかもしれない。 事実、ハヤテのケータイには何件か着信があったのだが、マナーモードにしていたために気づいていない。 伊澄も教えてあげれば良いものを…
「それでは、咲夜さん、伊澄さん、お気を付けて」 「おう」 「ハヤテさまも」
ハヤテは2人に背を向けて歩き出した。
………もう一度、念を押しておこうか。
咲夜は遠ざかるハヤテの背中を見つめ、口に手を添えた。
「ハヤテー! 約束忘れんといてなー!」
遠ざかる背中に向けて、咲夜は声を張り上げる。
「もちろんです!」
その声に反応し、ハヤテは振り返って大きく手を振りながら、笑顔で答えた。
「咲夜、約束って?」 「えっと………秘密や!」 「ふぅ〜ん」
不満げな伊澄とは対照的に、咲夜はとても満足気な顔をしていた。 伊澄の目に、その横顔が赤く色づいて映ったのは、夕日に照らされているせいだけではないだろう。
その夜、咲夜が枕を抱え、ニヤつきながらベッドの上で転げ回っていたのを、下の兄弟たちは不審そうに覗き見ていた。
〜END〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ、咲夜編終了〜
え〜、今回のテーマは、
・喫茶店で ・アンジャッシュ的に ・咲夜を泣かせてみよう
でした。 授業中に考えたネタです。受験生のくせに… さて、どうにかクリアできたのか? やりたい放題やったって感じですが、どうなんでしょう…
それでは、誤字、脱字、ご意見、ご感想等ありましたらお知らせください。
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Re: ティー・タイム M/S/I (一話完結2本) ( No.5 ) |
- 日時: 2007/11/05 01:34
- 名前: 蒼志
- どうも〜「いいか、俺が帰ってくるまでここを動くんじゃないぞ!」蒼志です!
3作目は伊澄メインです。 あまりここでは見かけませんね。だから書いたって訳じゃないんですけど…。 泉だと思って覗いてくださった方、申し訳ない! それでは伊澄編、どうぞ。
―――――――――――――――
ティー・タイム I
―――――――――――――――
ある晴れた日の夕方。 練馬区某所に存在する三千院屋敷。 そこに仕えている借金執事は、いつも通り屋敷内の掃除をしていた。
「これは…」
今、ハヤテの手の上にあるのは、淡い紫色のシンプルな一枚の布。 一見、ただの布切れに見えるのだが、ハヤテはこれに見覚えがあった。
「ハヤテくん」
背後から声がかかる。 この屋敷内で自分のことを君付けで呼ぶ人物は、一人しかいない。 振り返ると、予想通りの人物がそこにいた。
「マリアさん」
「どうかしたんですか?」
少し不安げな顔をハヤテに向ける。 どうやらその場から動かずに、ぼうっと突っ立っていたハヤテを見て、心配になったらしい。
「あの、これ…」
ハヤテはマリアに近付き、手に乗せていた布を見せた。
「あら、これって…」
どうやら、マリアも知っているらしい。
「やっぱり…そうですよね」
「ええ、先ほどいらしてましたから、間違いないでしょう」
ハヤテは手に乗せた、「伊澄のストール」を見つめた。
「僕、届けに行ってきます!」
「えっ、今から? もう夕方ですし、明日学校にでも…」
「いえ、明日持って行くのを忘れないとは限りません。それに、早く届けてあげたいんです」
ストールの持ち主である伊澄にとって、そこまで大事なものではないだろう。 しかし、何にでも一生懸命であるハヤテは、何かの使命感に燃えていた。
「そうですか…それでは気を付けて、なるべく早く帰ってきてくださいね」
「わかりました。では!」
ハヤテはストールを手に、屋敷を飛び出して行った。
「何回目かな、ここに来るのは…」
ハヤテは鷺ノ宮の門の前で呟く。 何気にこの家には、彼の抱える様々な問題で訪れる機会が多かった。
ピンポ〜ン
ガチャ
インターホンを押すと、数秒と経たないうちに門が開かれた。
「伊澄さん?」
「こんにちは、ハヤテさま」
ハヤテを出迎えたのは、彼が持つストールの本来の持ち主である伊澄だった。 正直、伊澄以外のここの住人が出てきた場合、なかなか面倒なことになる。 内心、ホッとするハヤテであった。
「出て来るの、早かったですね。僕が来ること知ってたんですか?」
「はい、マリアさんから連絡があったもので」
流石は有能なメイドさん。事前連絡の大切さをよく分かっている。 ハヤテは、帰ったら礼を言っておこうと思った。
「そうだったんですか。じゃあ、話は聞いてますね」
ハヤテは伊澄にストールを手渡した。
「わざわざすみません。ありがとうございます。ハヤテさま」
笑顔で礼を言う伊澄を見て、ハヤテの顔が綻ぶ。 長い間、人に感謝されずに生きてきたハヤテにとって、他人から礼を言われるのは非常に喜ばしいことだった。
「じゃあ、僕はこれで…」
「あの…」
背を向けて帰ろうとするハヤテを、伊澄の声が控えめに引きとめる。
「お茶でも、どうですか?」
それは、ハヤテと少しでも一緒にいたいという、伊澄のささやかな我が儘だった。
「でも、僕…」
そう、ハヤテはなるべく早く帰ってくるようにと言われていたのだ。 本来ならば、ここは断わるべきだろう。
「だめ……ですか?」
しかし、伊澄の悲しげな顔を見たハヤテには、断れるはずもなかった。 心の中でナギとマリアに謝罪し、伊澄と向き合う。
「では、ちょっとだけ」
「はいっ」
ぱぁあ、と表情が明るくなり、心からの笑みを浮かべる伊澄。 それを見たハヤテは、これで良かったのだと自分を納得させた。
「はぁ〜」
「どうですか?」
「はい、おいしいですよ」
屋内に入った二人は、向かい合って湯呑を傾けていた。 古くから日本人に親しまれている緑茶と和菓子。 その苦さと甘さのコントラストを、口の中で存分に楽しむ。
「それにしても、ハヤテさま。別に、ストールは明日でも構いませんでしたのに…」
「いえ、それでは僕が忘れてしまうかもしれないので」
「でも、帰られたばかりだったのでしょう?」
伊澄は申し訳なさそうにハヤテを見た。
「いや〜、伊澄さんのためですから。あはは…」
片手を頭の後ろに当て、このくらいなんでもない、と言うように笑うハヤテ。 その言葉に、伊澄は一瞬、胸が高鳴るのを感じた。
「そんなふうに言われると…期待してしまいます…」
「えっ? 何をです?」
思わず、口をついて出てしまった言葉。しかし、やはりハヤテは分かっていなかった。 自分は知っていたはずだ。ハヤテはそういう人だと。 一瞬でも期待してしまった自分が、馬鹿みたいだ。
「ふふっ…何でもないです」
自分の感情を悟られないために伊澄は笑って誤魔化す。 しかしその笑顔は、どこか淋しげだった。
「そう…ですか」
ハヤテはそれに気づいていた。 だが、何故かそれ以上の詮索をしてはいけないような気がした。
「………」
「………」
「………あっ、ハヤテさま!」
少し気まずい空気になりかけたその時、伊澄がいきなり立ち上がった。
「私、ターンできるようになったんですよ」
「えっ? 本当ですか?」
伊澄の言う「ターン」とは、以前、リィン神父を成仏させるため、メイド魂を見せる際に伊澄が一度トライしたメイド技だった。 その時はあえなく失敗に終わったわけなのだが、リィン的にはそれはそれでありだったとか…。 まぁ、成仏するというのは、エイプリルフールのウソだったわけだが。
「では…」
「ゴクリ…」
その場は、妙な緊張感に包まれた。
「いきます!」
一歩足を前に踏み出し、それを軸に回転する。 速度、バランスともになかなかのものだ。 が…
「っ?!」
最後に両足を揃えようとした瞬間、またもや裾を踏みつけ、上体が傾いた。 そして、これまた正面から畳へ一直線。
(また? せっかく練習したのに…)
悔しいやら恥ずかしいやらで、伊澄の目からは涙がこみ上げてきた。
(思えばハヤテさまには、格好悪いところばかり見せてましたね)
伊澄の頭の中では、ハヤテとの思い出が次々と浮かんでは消えていった。 別に死ぬわけではないのだが…
この短いスパンで受け身を取れるほど、伊澄の身体能力は高くない。 いよいよ畳が目の前に迫ってきた。
伊澄は衝撃に備えて体を強張らせ、ギュッと目を瞑った。
………………
「……あ…れ?」
しかし、伊澄が倒れたのは畳ではなかった。 もっと暖かく、優しいモノ。
ゆっくり目を開けると、すぐ目の前にハヤテの顔がある。
「ハヤテ……さま?」
「大丈夫ですか?」
優しく微笑みかけるハヤテ。 実は、伊澄のことなので、また転ぶのではないかと思っていたハヤテは、すぐに動けるような体制をとっていた。 そして案の定、伊澄は体制を崩した。 ハヤテは伊澄が倒れこむぎりぎりのところで、伊澄と畳の間に滑り込んだのだった。
「………!」
至近距離にハヤテの顔がある。 思わず見つめてしまい、瞬間的に顔が沸騰した。 それを見られまいと、慌ててハヤテの胸に顔を埋めたが、それではどう見ても抱きついているようにしか見えない。
「あのぅ…伊澄さん?」
「あっ…えっと……す、すみ…すみません」
早急にそのことを理解し、起きあがろうと腕をつく。 しかし、体を浮かせた瞬間に離れたハヤテの体温が、急に名残惜しくなってしまった。
(ちょっとだけ…)
伊澄は再びハヤテに体重を預け、その胸に顔を埋める。
「い、伊澄さん?」
「おねがいします……もう少しだけ、このまま…」
小さく呟き、しがみつく。 普段、あまり人に頼ろうとしない伊澄は、ずっと誰かに頼ってみたかったのだろう。 それを察したハヤテは、伊澄を見た。 その姿は普段の彼女とは違い、ひどく小さく見えた。
「っ!」
不意に、自分の背中に腕が回されるのを感じた。 驚いて顔を上げると、ハヤテが優しい顔で微笑んでいる。
「頼っても…いいんですよ」
「あっ…」
普段は鈍感なくせに、こんなときには欲しい言葉をくれる。 伊澄は心からの笑みを浮かべ、強く顔を押し付けた。
優しく包み込んでくれるハヤテの両腕。 肺いっぱいに息を吸うと、ハヤテの匂いが鼻腔をくすぐる。 伊澄はそれに、何とも言えない幸福を感じた。
「ハヤテさま、今日のことは…秘密にしてくださいね」
「えっ?」
消え入りそうな声で呟いた伊澄。 彼女の真意を確かめようと顔を覗き込むが、その顔は自分の胸に押しつけられていて、見ることは叶わない。 しかし、髪の間から覗く両の耳は、真っ赤に色付いていた。 それを目敏く見つけたハヤテは、伊澄に気づかれないようにそっと笑い、回した両腕に少し力を加えた。
「わかりました」
それに応えるように、伊澄もハヤテの服を固く握った。
「私も…秘密ができました」
「えっ? なん―」
「ああぁぁあああああああ!!」
突如、第三者の声が頭上から鳴り響く。 2人は驚いて顔を上げると、そこにはいつもの白装束姿の銀華がいた。 因みに、ハヤテは見上げている状態のため、その目には上下逆さまに映っている。
「小僧! 伊澄に何をしている!?」
普通に見ると伊澄が上になっているので、伊澄が押し倒しているように見えるのだが、この大長寿にとって、そんなことは関係ないらしい。
「いや、これはですね、事故―」
「問答無用!!」
高く跳びあがり、体から数本の鎖が伸びる。 話を聞いてくれそうにないと悟ったハヤテは、とりあえず逃げることにした。
「そ、それでは伊澄さん! また明日学校で!」
その言葉を最後に、ハヤテは去って行った。
「逃がすかー!!」
そして銀華も、その後を追って行った。
あまりに突然で全く二人の会話速度について行けなかった伊澄は、呆然と二人を見送った。
二人が去った後、一人残った伊澄は自らの体を抱きしめる。
「………ハヤテさま」
微かに残るハヤテの温もりを感じながら、伊澄は幸せそうに目を細めた。 一部始終を見ていた初穂は、こっそり微笑んだ。
「って、えぇええ!?」
「よかったわね」
「いいいいいいいつから?!」
「『一部始終』よ」
「あうぅぅうぅ」
〜END〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ、伊澄編終了。 今回は、ただ緑茶にしたかったって、だけです。 以上! 3作目でした。
次回は………あるかどうかわかりません。すみません、計画性なくて…
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Re: ティー・タイム M/S/I/H (短編集) ( No.6 ) |
- 日時: 2007/11/09 01:02
- 名前: 蒼志
- どうも〜 「相手はただのコックだぞ?!」 蒼志です。
え〜、まず謝らせてほしい…すみませんでした! 前言撤回です! 今回はヒナギクメインです。 生徒会の誰かにしようと思ったのですが、それでは今回のネタにちょっと無理があるかなぁ…って。 それでも気にせず読んでくれる、という方はどうぞ!
―――――――――――――――
ティー・タイム H
―――――――――――――――
夕闇が辺りを包みだした頃。 人気のない公園。 そこに設置されている自販機の前で、一人佇む少年がいた。 帰宅途中の女子高生が、そんな彼を見つけた。 そんな、何気ない偶然。
「ハヤテ君?」
「あっ、ヒナギクさん」
ハヤテが振り返ると、そこには白皇学院生徒会長、桂ヒナギク。 制服姿で鞄を手にしているところを見ると、学校からの帰宅途中らしい。 こんな半端な時間に帰宅するということは、今日は部活が休みなのだろう。
「…なにかあったの?」
ヒナギクは訝しげな眼でハヤテを見る。 ハヤテの服は、ところどころ擦り切れていて、ボロボロと形容するに相応しい有様だった。 彼自身も若干、息が上がっているようだ。
「え〜っと…まぁ、いろいろと誤解がありまして…」
ハハハ…、と乾いた笑い声をあげる。 どうせまた不幸な目にでもあったのだろう。 毎度のことながら、その運の悪さには頭が下がる。
「そう…それで、こんな所で何してるの?」
「ええ、さっきまで走っていたもので、ちょっと水分補給を」
そう言って、ハヤテは手に持っていたスチール缶をヒナギクに見せた。 それは、明らかに水分補給には向いていそうもない、ミルクティー(ホット)だった。 普段の彼女なら、まず、なぜミルクティーなのか、と疑問に思うだろう。 しかし、今回は違った。
「あっ…それ、ハヤテ君も好きなの?」
少し弾んだ声で尋ねるヒナギク。 そのミルクティーは、彼女のお気に入りだったのだ。 自分の好きな人と共通点があるというだけで、なかなか嬉しいものなのだろう。
「いえ…実は間違って押してしまって…」
それを聞いた途端、ヒナギクは肩を落とした。
「そう…」
(まぁ、そんなことだろうと思ったけど…それにしても、なんて運の悪い人なのかしら)
軽く落胆しながらも、ハヤテの運の悪さに呆れたヒナギクだった。 本当に呪われているのではないだろうか。
「『も』ってことは、ヒナギクさん、これ好きなんですか」
ハヤテは、手に持っている缶を指差す。
「ええ、まぁ」
「じゃあ、半分残ってるのであげますよ」
「………………はぁあ?!」
その言葉を理解するのに、数秒かかった。 今、この人は何と言った?
「そ、そんなに驚かなくても…」
ヒナギクの声の大きさに驚き、ハヤテは一歩後ずさる。 恐らく、いや、絶対にこの男は、自分が言った言葉の意味に気づいてないだろう。 ボロボロの服は、正常な思考ができなくなるほど大変な目にあった証なのだろうか?
「だ…だって!…」
(それって間接キ…キ…キ…)
心の中でさえ、最後まで言い切ることができない。 ヒナギクの顔が徐々に赤く染まっていく。
(で、でも…これってチャンスなんじゃ…でも…う〜ん…)
葛藤の末、ヒナギクは、このチャンスをものにすることにした。
「し、しょうがないわね…貰って上げるわ」
言って、片手を差し出す。
「あっ…は、はい。どうぞ」
ハヤテは、恐る恐ると言った感じで、ミルクティーの半分入った缶をヒナギクに手渡した。 手渡されたそれは、まだ結構な温かさが残っていた。
「それじゃあ、僕、早く帰るように言われているので…」
「そ、そう」
内心、ホッとした。 流石にハヤテの見ている前で、これを飲むのは恥ずかしすぎる。 しかし、もう少し一緒にいたかった、というのも本音だった。
「…じゃあ、また明日ね」
「はい、また明日」
少し淋しそうに別れを告げるヒナギクに、ハヤテは笑顔で答えた。
ハヤテを見えなくなるまで見送ったヒナギクは、いざ缶と向き合う。 さっきまでハヤテが口を付けていた缶…それを急速に意識し出し、いきなり喉が渇いてきた。
「………よしっ!」
ひとつ気合いを入れ、ヒナギクは一気に口まで缶を持っていき、勢いよく傾ける。
「ん……」
甘く、まろやかな味わいが口の中に広がり、喉を下っていく。
「…ぷはぁっ」
つい、一気に飲んでしまった。 半分ほどあったミルクティーは、空になっていた。
(もうちょっと、味わって飲めばよかったかな…)
空になった缶をしばらく見つめ、多少の後悔をしながら、近くにあったゴミ箱へ手を伸ばす。 しかし、缶から手が離れない。
(ちょっと…惜しいような…)
「…って、なにやってるのよ!」
躊躇う自分に軽くイラつきながら、ヒナギクは半ば八つ当たりのように、勢いよく缶をゴミ箱に叩き込んだ。 …しかし、捨てた後も、しばらくゴミ箱の中にあるそれをジッと見つめていたとか…。
(でも、私…ハヤテ君と、キ…キ…キ、鱚を…)
間接だし、字も違うような気がするが…。
ヒナギクは更に熱が顔に集まってくるのを感じる。 先ほど潤したはずの喉が、再び渇いてきた。
自販機に振り返り、財布から取り出した硬貨を投入口に入れた。 夕闇に溶け込んでいたパネルが、一斉に光を放ち、ヒナギクを照らす。 ネオンの灯ったボタンの中から、一つを選択する。 1秒と掛からず、選択したものが取り出し口へと転がり落ちてきた。 落ちてきたものは、先ほどハヤテに手渡されたものと、全く同じデザイン。 それを手に取り、中身を少量、口に含む。
「…あまり、甘くないわね」
つい先ほど、自分が飲みほしたものと全く同じもののはず。 しかしこれは、何故か甘味に欠けているような気がした。
(な、何言ってるのかしら…)
発した言葉が何を意味しているのかに気付き、頭を振って自分の考えを振り払った。 気分を落ち着かせるために、もう一口飲む。
これを全て飲み干すには、それなりの時間がかかってしまうだろう。
だが、今日はそれでいい。
どのみち、もう少し時間を空けてから帰るつもりだったのだ。
この熱く火照った頬を、あの母親に見つかるわけにはいかないから…。
「全部、ハヤテ君のせいよ…」
「ただいま〜」
「おかえり〜、ヒナちゃん。何か良いことでもあったの?」
「えっ? ど、どうして?」
「だって、すごく機嫌が良さそうなんだものっ」
(なんでわかるのよ!!)
この人には勝てないのだろうか? そう思ったヒナギクであった。
〜END〜
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さぁて、いかがでしたでしょうか? 全て読んでくださった方はお気づきかもしれませんが、実は全部繋がってます。 順番はそのまま、M→S→I→Hです。 それでは、単発で読んだら違和感がある場面の解説を…
先ず、咲夜編にて、ハヤテの額に「傷こそないものの、結構な赤が差している」 これは、マリア編での土下座の痕です。 咲夜編はマリア編の次の日、という設定です。
続きまして、同じく咲夜編にて、「う〜ん…何か違和感があるなあ…」 この違和感は、伊澄がストールをしていなかったからです。 伊澄編のきっかけでもあるストールは、この時点で、三千院家の屋敷に忘れたままになっています。
それから、伊澄編にて、「私も…秘密ができました」 これは咲夜編で伊澄が、咲夜とハヤテが秘密を共有していたのを見て、羨ましく感じ、これで自分も追いつけた、と喜んでいるところです。
最後に、ヒナギク編、つまり今回の話の、「ハヤテの服は、ところどころ擦り切れていて、ボロボロと形容するに相応しい有様だった」 何故ボロボロなのかというと、伊澄編にて誤解が生じ、銀華に執拗に追い回されたためです。 銀華にやられました。
解説は以上です。 全部無視しても物語自体には差し支えないです。短編集ですし。
え〜、とりあえず、お茶時間シリーズはこれにてネタぎrゲフンゲフン!…終了です。 まぁ、何かネタが浮かんだらまた書くかも知れませんが…ないでしょう。
それでは、最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!
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Re: ティー・タイム M/S/I/H (短編集完) ( No.7 ) |
- 日時: 2007/11/10 20:41
- 名前: 獅子帝
- はじめまして、獅子帝です。
全作読まさせてもらいました。
素直にビックリです。全くもって降伏です。 何でこんな風に書けるんですかぁ〜 今度教えて下さいよ〜。
そのうち、小説を投稿しようと考えてるので厳しいお言葉待ってます。
それでは、獅子帝でした。
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Re: ティー・タイム M/S/I/H (短編集完) ( No.8 ) |
- 日時: 2007/11/11 22:38
- 名前: 蒼志
- >獅子帝さん
感想ありがとうございます。 そんなに褒めていただけるとは… 私の方がビックリです。 そんな大したことは書いてるつもりないんですけど、こんな書き方でよければ伝授しますよw
それでは感想、ありがとうございました。
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