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風力発電大国スペイン、全電力供給40%超の過去最高を記録

  • 2008年03月26日 10:10 発信地:マドリード/スペイン
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2006年8月30日、スペイン南部タリファ(Tarifa)の沖合にある風力発電施設。(c)AFP/JOSE LUIS ROCA

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【3月26日 AFP】スペインで国内の全電力需要に占める風力発電量の割合が一時、過去最高の40.8%を記録した。スペイン風力発電協会(AEE)が25日、明らかにした。

 同国では22日夕、強風のため風力発電量は9862メガワットに達した。イースター休暇の週末で電力消費量が少なかったため、全電力需要に占める割合は40.8%に達した。

 AEEによると、21日から23日の全電力需要に占める風力発電量の割合は平均28%だった。

 同国でこれまでの最大風力発電量は1万32メガワット。この記録が出た3月4日は電力需要の多い平日だったため、全電力需要に占める割合は今回ほど高くはなかった。

 同国の風力発電量は、2007年に初めて水力発電量と並んだ。

 政府は前年7月、再生可能資源によるエネルギー供給を高めるために、沖合に風力発電施設を建設することを認める法律を承認した。陸上施設よりコストはかさむものの、強く安定した風が期待できる利点がある。

 欧州連合(EU)の中でドイツ、デンマークと並ぶ3大風力発電国のスペインは、2020年までに再生可能資源によるエネルギー供給を3倍に拡大することを目指している。(c)AFP

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