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日本マンガ「将太の寿司」、経営必読書として注目浴びる

 日本のマンガ本『将太の寿司』(韓国名:ミスターすし王)が最高経営責任者(CEO)たちの経営必読書として再び脚光を浴びている。

 KTの李容璟(イ・ヨンギョン)社長は最近、チーム長たちを集めた会議で「マンガの主人公が顧客の口に合わせるため、ゆるぎない成長を試みたように、われわれも顧客の求めるものを見出すため引き続き成長しなければならない」とし、『将太の寿司』を読むよう薦めた。

 また、常務クラスの役員には『将太の寿司』の全44巻を直接買ってプレゼントし、一読を薦めた。

 『将太の寿司』は寺沢大介さんが描いた料理マンガで、日本だけで1000万冊以上売れ、韓国語にも翻訳されている。主人公の関口将太は日本最高のすし職人を夢見て東京に上京、実力を磨き、最後には全国すし大会ですし王に輝くストーリーだ。

 SK(株)の崔泰源(チェ・テウォン)会長も今夏、新入社員との懇談会で「今読んでいる本があるが、経営に関して多くのことを学ばされる」とし、『将太の寿司』を推薦している。マンガのテーマがSKの経営原則に適合しているというのだ。

 大宇(テウ)自動車販売の李東虎(イ・ドンホ)社長も感銘深く読んだ本の1冊として、『将太の寿司』を上げている。

 李社長は「『料理を作る際に最も重要なのは食べる人を考える心』という節が印象に残った」とし、「企業を経営する立場の者として、本当に心に響く一言だ」と語った。

 『将太の寿司』は、LGホームショッピングの姜末吉(カン・マルギル)副会長がLG流通の社長だった99年、社員の必読書として初めて指定した。しかし、その後はそれほど注目されなかったが、今年に入り再びCEOたちの脚光を浴び始めた。

金起弘(キム・ギホン)記者 darma90@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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