アークエンジェルズ

「アーク・エンジェルズ」の活動の記録です。
愛護活動
ボランティアさんが来られた時に、よく質問されます。
「保護活動を始めたきっかけは、なんだったんですか?」
「犬好きだけでは、出来ない活動ですよね?」と。

私「うーーーん?何でだろう???」
色んな出来事があって助ける道に入りましたが、でも質問の答えは「犬が大好きだから!!」なんです。
確かに保護活動は大変な重労働です。
肉体的にも精神的にもボロボロになります。
レスキュー時のワンたちは凄まじいくらいの悪臭と汚れで、お世辞でも可愛い〜なんて言葉は出ません。
家庭に居るワンとは比べ物にはなりません。
でも・・・みんなキラキラと輝くようになってくれるのです。

皆さんがおうちで飼われている犬種と同じ犬種が、酷い状態で泣いていたらどうにかしてあげたい!!と思うでしょう。
私も最初は、それと同じでした。
昔はワンに対して、こんなに酷い事がおこっているのすら知らなかったのです。


ある日、虐待から飼育放棄された、ボロボロになったゴールデンが我が家にやって来ました。
健気で遠慮がちで大変大人しい子です。
「寂しかったね・・・悲しかったね・・・痛かったね・・・。」と毎日撫でていました。
3歳の若さは全くありませんでした。
目が死んでいたのです。
我が家に来て数日は、眠り続けました。
よほど、疲れていたのでしょうか。。。
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彼女を見ていると、良く言えば落ち着いている。
しかし、彼女はただ怯えていただけだったのです。
動くと物が飛んで来る。

元の飼い主の子供さんは当時、小学1年生でした。
ある日、子供さんと出会って聞きました。
「この子、おうちにいる時どうだった?」と。
子供は「いつもおかあさんに叱られていた。」と言いました。
「お家の中を見るとおかあさんにお茶碗投げられてた!!」と。

私は、胸がつまる思いと、もっと早くに出会っていたかったとしみじみ思いました。
いつも叱られていた?
我が家にやって来て、8年になりますが、今まで一度も叱った事はありません。
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従順で大変利口な子なのです。
私は、彼女を紹介するときに、いつも「私の妹です。」と言います。
人間のようなのです。
言葉のほとんどを理解していると言っても過言ではないでしょう。
声を出さなくても、手招きや目で合図するだけで、理解します。
現在11歳の老犬です。
毎日を穏やかにマイペースで過ごしています。

そして、数年後にバーニーズがやってきました。
「近江八幡事件」の子です。

この子が来た時も、ゴールデンが来た時と同じ事を感じました。

「目が死んでいる。。。」

私は横でスヤスヤと眠っている、我が子を見る度に思います。
全ての子が、同じように安心して眠れる場所を!!

少しだけ手を伸ばしてあげれば、何かが変わります。
笑ってくれます。
甘えてくれます。

我が子に掛ける愛情の100分の1でもいいのです。
少しだけ、泣いている子に目を向けて下されば日本中の犬が、笑顔を取り戻すのでしょう。

施設に居るワンも世話を重ねる度に、表情がドンドン変わります。
行動を見ていると時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
みんな、本当に可愛いんです♪
それぞれに性格が違って、時間が空くと犬舎の前や中に入って、ついつい遊んでしまいます。
私たちにも笑顔をくれるワン。
共に笑顔が。。。

笑顔=平和
みんなが笑顔の国であって欲しいですね。
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